重盛が活躍する平家物語

8時起き。ご飯と味噌汁の一汁一菜食食べる。
10時に師宅で課題をこなし、図書館で本を返した。

「好味屋」であんパンとクロワッサンを買い、「八千代」で半熟卵メンチカツサンドを買った。サンドイッチはずっしりと重くて旨そうだった。

『双調平家物語』12巻読む。
小学五年生の時に子供向けの「平家物語」を読んだ。清盛は極悪人で、義経は悲劇のヒーローだった。
高校生の時に『火の鳥 乱世編』を読んだ。清盛は好奇心旺盛な平家の長で、義経は無礼で下品な乱暴者だった。
二十代の時に吉川英治の『新平家物語』を読んだ。清盛は前半の主人公だった。お人好しだが腹が据わったところがあり、情に篤いというより、情に脆い人だった。義経は後半の主人公で、典型的な悲劇のヒーローだった。
平重盛は、それらのどの作品においても、平家の優秀な嫡男として登場する。清盛が悪役だった子供向け版でも、悪人だらけの平家にあって重盛だけは別という扱いだった。
その割に出番は多くなかった。平治の乱の活躍と、頼朝の助命場面、その後の父との葛藤くらいだった。
『双調平家物語』は重盛の出番が多い。清盛と同じくらいある。
平治の乱から頼朝挙兵までの時代を、源平合戦ものとして眺めると、重盛は特に何もしていないように見えるが、視点を院周辺や朝廷に移すと、平家一門のために精力的に活動している。
12巻では、それ故に起きた父清盛との対立が描かれている。そういう平家物語が読みたかった。

家周辺の雑草ポイントにお湯をかけた。今の時期にやっておかないと雑草が繁茂し、コンクリートやアスファルトがひび割れたりする。
薬缶を手にして外をうろうろするのは妙な眺めだ。