ブッチャーとアメリカへ修行に行く夢

 マグネシウムリボンサイトの更新をした。
 公演記録のページに「第二ゾーンへ」の写真を追加する。
 一度やり始めると時間がかかる。

 作業は実家のPCで行った。
 GATEWAY NEO
 一体型パソコンだ。

 この前ジブリ美術館に行った時、iMACの筐体をくり抜いて、水槽にしてあるのを見た。
 とてもかっこよかったのだが、同じことをGATEWAY NEOでやったら、どうなるだろう。
 たぶんかっこわるいだろう。
 重いし。

 一日、サイトの更新作業をし続けた。
 「ファミリーアフェア」の写真も更新しようと思ったが、ラストシーンのコメントを書ききれなかったので、保留しておく。
 これは近日中に更新完了する予定。

 作業が終わったら走ろうと思っていたのだが、夜の10時までかかってしまった。
 ちょっと外に出ると冷たい風が吹いていた。
 体が暖まるまでの時間を考え、走るのは中止。

 「ファミリーアフェア」の上演台本が、実家PCのハードディスクに保存されていなかった。
 インターネットのサーバーにアップロードしてあるファイルをダウンロードしてみたが、それも未完の状態だった。
 たぶん、自分の家にあるのだろう。
 本番から4ヶ月経った今読み返してみると、もう少しうまく出来そうなところがわかる。
 「第二ゾーンへ」も同様だ。

 去年やった「ハコブネ」以来、ラストシーンの書き方が、上演時間との板挟みになっているような気がする。
 いっそ、先にラストを書いてから台本を書いてみようか。

 宮崎駿は絵コンテから先に描き始めるらしい。
 活字状態のシナリオは書かないのだそうだ。
 だから、はじめはみんな、どんな話になるのかわからないらしい。

 芝居の台本の書き方には、色々な方法がある。
 誰がどういう方法で書いているのか、ふと興味をもった。
 絵を描くようなやり方で物語を考える人もいれば、五線譜を埋めるようなやり方で考える人もいるだろう。
 俳句のような人もいるかもしれない。

 登場人物と、舞台装置、そして物語の冒頭とラストシーンだけを決めておき、真ん中にあたる部分を色々な作家に書かせたらどうなるだろう。
 場合によっては冒頭シーンだけ決めておいてもいい。
 書く人の資質の違いがわかりやすいだろう。

 ただ、その場合も向き不向きが明確になるかもしれない。
 人によっては白紙の状態から書き始めた方がやりやすいのだろうし。

 そういえば去年の今頃は「第二ゾーンへ」をせこせこ書いていた。
 「ファミリーアフェア」の元ネタ台本も平行して書いていた。
 それらが今年のマグネシウムリボンにつながっているのだから、今の時期に色々な企画を考えたり、台本の種を書き散らすのは悪くない。
 もっとも、持ち歩いているネタ帳には、使えるネタがほとんどないのだけど。
 くだらないことばかり書いてある。

 そういえば、朝、二度寝をした時に、すさまじくくだらない夢をみた。
 こんな夢だ。

 アブドーラ・ザ・ブッチャーと一緒に、アメリカにプロレス修行に行くことになった。
 ブッチャーは飛行場で格安のチケットを買っていたので、同じものを買う。
 あまりにも安いので不安になるが、ブッチャーの隣の席に座って離陸を待つ。
 やがて飛行機は離陸するが、上昇気流に乗れないらしく、都心の高層ビルすれすれの高さを何度も旋回していた。
 機長がアナウンスする。
 「ここで、上昇気流に乗れればいいんですけど、乗れないんです!」
 機内の客からブーイングが上がる。
 ついに飛行機は一般道路に着陸してしまう。
 もう一度離陸するらしかったが、怖かったので降りる。
 ビルの入り口で知り合いの女の子に会う。
 「飛行機が全然飛ばなくて大変だったよ」
 と話をし、彼女と別れるのだが、荷物を飛行機の中に忘れていたことに気づく。
 財布もPHSも全部だ。
 家に帰る金もないので、大声でさっきの女の子の名前を呼ぶ。
 するとその女の子はなぜか双子になって戻ってきた。
 片方の子が「初めまして」と挨拶してくる。
 知り合いの方の子からお金を借り、自分のPHSに電話してブッチャーに荷物を届けてもらおうとする。
 ところが電話機のプッシュボタンを何度押しても、自分の電話番号をきちんと押すことができない。
 焦って何度も押す。
 そして目が覚めた。