サラ・ウォーターズ『半身』

 やっと雨がやんだ。
 気温も上がり、熱さが戻った。
 戻ったとはいっても、30度は下回っている。
 6月に生まれたセミは無事だろうか。

 夕方、実家に帰る。
 母がハンバーグを焼いていたが、肉汁が出まくっていた。

 先週、パソコンに異音がするようになってしまったので、それを直す。
 スピーカーコードがハードディスクと密着し、ノイズを拾うようになっていたようだ。
 コードを這わせなおすと直った。

 ジョギングに行こうとしたら、雨が降り始めた。
 間が悪い。

 サラ・ウォーターズ『半身』読了。
 主人公のマーガレットは、婚期を逃した娘。
 弟は、かつて自分と関係のあった娘と結婚しており、妹も結婚を目前としている。
 マーガレットは、亡くなった父の友人の仲介で、女子刑務所の慰問を始めるが、そこでシライナという女囚と出会い、慰問を続けるうちに惹かれていく。
 物語は、その様子が書かれたマーガレットの日記と、投獄される前に書かれたシライナの日記が順番に繰り返されていく。
 マーガレットの日常生活と、シライナがなぜ投獄されるに至ったかの経緯を少しずつ知るうちに、読み手はいつしかマーガレットにどっぷりと感情移入することになる。
 そして、そのどっぷりさゆえ、ラストの衝撃は大きい。

  1. サラ・ウォーターズ『半身』

    半身

    通勤のみで読むことにしていた本を、
    ようやく読み終えました。
    この本を読んでる間に、
    4?5冊他の本も読んでいたので、
    時間がかかった…。
    2ヶ月はかかったのかなぁ。
    普通、時間がたつと内容を忘れちゃって、
    読み返したりすることが必要となるんだ…….