寝違えた一日

 首を寝違えて、痛くてたまらない。
 日常生活に支障が出る一歩手前の痛さだ。
 昨日は8時に寝て12時に起き、4時に再び寝た。
 今朝は8時に起きた。
 睡眠時間は4時間+4時間で8時間だが、こまぎれ睡眠だ。
 寝違えたのは後半の4時間。
 横向きで寝ただけなのだが、どこか不自然な力が入っていたのだろう。

 寝違えただけで一日がひどく憂鬱なものになった。
 動作はノロノロになり、覇気も失せた。

 夕方、ジョギングをした。
 外がまだ明るかったので、いつも走っている連雀通りではなく、武蔵野公園と野川公園沿を走った。
 武蔵野公園の脇にある林ではウグイスが鳴いていた。
 野川公園にはわき水の出る場所から小さな小川が作られていた。
 東八道路に出て三鷹通りの交差点まで走り、そこから再び野川公園に戻った。
 公園の脇道から連雀通りへの階段を登ったが、傾斜が急でちょっと泣きが入った。

 シャワーを浴びてから買い物をする。
 運動したせいか、寝違えた場所の痛みはややマシになっていた。
 腹も減っていたので、うなぎを買う。

 夜、ニラと挽肉のスープに、うな丼を食べる。
 うなぎは大きさが微妙で、2人前にしては少なく、1人前にしては多かった。

 次回公演関係の諜報活動をしている松本健から、調査報告メールが夜届く。
 懸念していた問題は、案の定その通りだったらしい。
 このまま進むか。
 退いて他の道を進むか。
 自分の目で確かめなければなるまい。