台本を書き始める。
あらすじを変更して、事件が起きる前のシーンを全部カットし、起きてしまった状態から始めることにした。
話が進むうち、登場人物のやりとりから事件の内容が推し量れるようにする予定だが、いつものことながら書き出しはひどくつまらない。
書いていてイヤになる。
大気圏を突破するまでが一苦労だ。
夕方、新宿で鏡田くん、中山君と飲む。
3丁目の食べ放題の店に行くが、クーラーが効きすぎて寒かった。
鏡田くんはBack Stageというサイトを運営しているが、いつも取材に行くので、いくらかの稼ぎはあるのだろうと思っていたが、
「いやいや、旅費は自前ですよ」
とのことだった。
その割に、全国各地へしょっちゅう取材に行っている。
旅費は馬鹿にならないだろう。
「どうしたら金になるんだろう」
という中山君の疑問に鏡田くんは、
「助成金でしょうね」
と答えた。
店を変えて飲む。
お腹もいっぱいで、酒もすでに結構飲んでいたので、日本酒をちびちび飲みながら話した。
11時過ぎに店を出る。
8月15日ともなるとさすがに新宿の人通りはいつもより少なめだ。
切符売り場がそれほど並んでいなかった。
新宿駅で鏡田くんと別れる。
中山君とは中央線で途中まで一緒に帰る。
制作について彼が色々考えていることを聞く。
12時帰宅。
すぐにシャワーを浴びる。
コーナーラックをばらして捨てようと思っていたのだが、暑くて断念する。