コピー流浪

 昼、台本を3ページほど書き足す。
 峠をひとつ越えたところで、印刷をしようとしたのだが、2部しかできなかった。

 夕方、南中野へ。
 コンビニに寄りコピーをしようとしたら、競馬新聞を手にした老人がコピー機を占有していた。
 時間がかかりそうだったので、いったん着替える。
 その後、再びコンビニへ行くと、その老人がまだコピーをしていた。
 仕方ないので別のコンビニにいくと、今度は建築技師風の中年男性が分厚い資料をコピーしていた。
 結局コピーできず、再び稽古場に戻った。

 7時から稽古開始。
 出番待ちの太田君に、コピーを頼む。
 太田君はすぐ戻ってきた。
 「すんなりできましたよ」
 とのこと。

 山崎と太田君のシーンを稽古する。
 年上の女と年下の男による、ずれたやりとりを作る。
 少しずつずれを大きくしていき、ギャグにせず、でもおかしい、そんなシーンを作りたい。

 9時半、稽古終了。
 まだ3日目だが、自分で書いた台詞が皆によって発せられ、人物の思わぬ面に光が当てられるのを見ることができ、思っていた以上に稽古が楽しい。
 ドキドキ感というより、しみじみとしたワクワク感がある。
 この感覚を年末まで大切に育てていきたい。

 11時帰宅。
 スパゲティを茹で、きのこソースにほうれん草とチンゲンサイを足したものをかけて食べる。

 シャワーを浴び『タモリ倶楽部』を見る。
 空耳アワーで安斎肇が映るといつもゲラゲラ笑ってしまう。