挨拶がてら品川

　10時起き。
　トーストを焼き、ローストビーフをはさんで食べた。
　両国の江戸東京博物館に行く予定だったのだが、雨が降りはじめてきたので中止。
　西荻で買い物をする。

　夕方雨がやんだ頃に品川へ。
　年末の芝居を見に来てくれた、バイク便時代の先輩である伊織さんのお宅へ年始の挨拶に伺う。
　5時半ごろに到着。
　旦那さんの藤田さんと久しぶりに会った。

　同じ時期にバイク便を始めた根本君や福本さんと久しぶりに会った。
　根本君は相変わらず痩せていた。
　「僕は無理して食べておかないと、どんどん縮んでいくんで」
　と、ナメクジのようなことを言っていた。
　福本さんは元気そうで、今は藤田さんと同じ仕事をしているらしい。会うのはなんと8年ぶりだ。
　「さっきまで森にゃんがいたのよ」
　と伊織姉さま。
　森さんもしばらく会っていない。

　ビールを頂き、2時間と少し語らう。
　古い知り合いの人と会って話すと、妙に落ち着く。
　変なたとえだが、
　（色々あったが、まだ俺、生きてるなあ）
　と思えるのだ。

　8時前に辞去する。
　外は寒かった。
　京浜急行の青物横丁駅から品川。
　品川から東京。
　そこから荻窪へ。
　車中、ハインライン『夏への扉』再読。
　あれ？　こういう話だっけ？　という印象。
　主人公が騙されるくだりに関して、昔は復讐心がたぎったものだが、今読むと、
　（奴らも悪いが、お前にも問題あるぞ）
　と言いたくなった。

　9時過ぎ帰宅。
　お煮しめの残りを使ってちらし寿司を作り、昼に買ったピザを焼く。
　ピザを食べながら、焼酎のお湯割をちびちび飲む。