アイルランドの体操協会は要するにアレだったのか

9時起き。朝の5時にいったん起きたが、根性で二度寝したので、トータル睡眠時間12時間を達成した。

起きてすぐビジネス作業。先週末に作った棚さんツールの仕上げをする。

昼、新中野の内科へ行き、月イチ報告。年明けに採血でもしてみましょうかということになった。別段、悪いところがあるわけではないが、昨年夏の貧血以来、ここに通うことでメンテナンスしている感じがあるので、採血上等である。バンバン抜いてくれという気構えで「オネシャス」と答えた。

新中野の『武蔵家』でラーメン。例によって、ラーメンのチャーシューや他の具材を無料ライスにのせ、カスタムチャーシュー丼にして食べた。家系ラーメンはカスタムチャーシュー丼が作りやすい。

午後、棚さんツールを仕上げる。コードの整理整頓もできたし、ひとまず満足した。

夜、鶏もも肉の照り焼きを作って食べる。しょっつる、みりん、酒で味付けした。

三井住友カードと、カード番号と、Vポイントと、Googleウォレット決済のことが、まったくわからなくなってきたので、問い合わせメールを送った。近頃、電話で問い合わせしようとしても、番号が乗っているページにたどり着くのに苦労するサイトが多い。あと、AIに質問してもまったく伝わらないことの方が多い。

久しぶりに「潮騒」を練習した。他のを練習しようとは思わず、それだけを一心にやった。

シーバス釣り動画をチェックする。今年の秋シーズンはもう終わり、冬になってしまったのではないかという見解を述べている人がいた。今年のオレは、5月以降さっぱりだった。でも、今年の秋はみなさん、湾奥のどこでも苦労なさっていたのではないか。コノシロとか見なかったし、流れに乗ったイナッコの群れとかも見なかった。

『オンガクハ、セイジデアル』読了。2000年代後半から2010年代中盤にかけて、各方面に書いたコラムのまとめ。2010年代中盤の政治状況を下敷きに、みかこさんは『ヨーロッパ・コーリング』を書いたのだったが、それを書くに至る心境の変化がわかるのが、『オンガクハ、セイジデアル』だと思った。

興味深かったのは、連れ合いの母が亡くなり、葬式に参加するためアイルランドに行った時のエピソード。アイルランドはレイシズムが英国より遅れているという例として、興味深く読んだ。要するに、ヘイトの形が原始的で、葬儀の参加者が遺族の一人であるみかこさんだけスルーしてハグしなかったりとかいうものだ。

それで思い出したのが、先ごろ話題になったアイルランドの体操協会の事件だ。黒人の少女にだけメダルを渡さなかったというアレ。

アレは要するに、極めてアイルランド的なレイシズムだったということではないか? みかこさんは大人だったから、英国で何年も受けてきたヘイトの形と比べ、あまりにも素朴な形に驚くという、達観したような反応をしているのだが。もちろん気分がいいはずはないだろうが。

シアーシャ・ローナン主演『ブルックリン』でも、そういえば強烈なアイリッシュのババアがいた。シアーシャ演じるエイリシュが働いている商店の主で、金持ちお得意さんが来たらその前に並んでいた貧乏人を無視して買い物を先にさせたり、アメリカに渡って洗練されて戻ってきたエイリシュに、アメリカで結婚したことをネタに脅そうとしたり、なかなか強烈な因業ババアだった。

そういうババアというのは、グローバリズムの流れにおいては淘汰されるものだと思うが、映画ではアイルランドがまだ強烈にローカルだった頃を描いていたので、想像だけど、アイルランドあるあるみたいなキャラとして描かれていたんじゃないか。

で、体操の差別も、アイルランドにまだ残っている、ローカルあるあるレイシズムの発露だったのではないかと思った。となると、それはレイシズムの問題ではなく、悪い形で残ったローカリズムの問題ではないか?

日本に置き換えれば、村八分、だろうか。反グローバリズムの人だって、村八分の習慣を残そうとは、さすがに思わんだろう。

2時過ぎ就寝。