台本を一気呵成に書き上げて、祝杯をあげたい祝日。
外は梅雨丸出しといった天気。
パソコンに向かい、書きためた構成メモを片手に台本を書く。
しかし、一つの思いつきが別の思いつきを産み、話が拡大しはじめた。
まるで話に意志があって、このままでは終わらせまいとしているようだった。
夕方、気分転換に買い物をする。
気分転換以外のなにものでもない買い物だったから、大したものは買わなかった。
特に欲しくもない豚肉などを買い、塩こしょうで味付けして食べた。
夜、興奮状態にある脳みそを覚ます。
このままではまずい。
別の話がもう一つ出来てしまう。
膨らむ瘤を押さえつけ、しばし内容物が消化されるのを待たねばならんか。
祝杯はまた今度か。
いつになるのだ?