玉三郎と鼓童

 山崎努『俳優のノート』読む。
 1998年1月に新国立劇場で上演された『リア王』
 その稽古を、俳優の視点で綴ったもの。
 台本を読み込み、テープに吹き込んだ台詞をヘッドホンステレオで何度も聞き台詞を入れ、行間から独創し、読み合わせから本気を出していく。
 緻密で繊細、大胆不敵。
 舞台は役者が創るのだという気魄がある。
 所々に、山崎努の個人的な思いや、周囲の出来事も記され、それらも楽しく読める。

 遅めの朝食。スパゲティミートソース。
 その後、軽くジョギング。2キロ。走ったというよりは散歩したといった感じ。

 図書館へ行き本を返す。
 予約している本がまだ用意できていないのでなにも借りずに出る。
 買い物をして3時過ぎ帰宅。
 コーヒーを飲む。

 夕方、先日曽根さんからもらった<まじょらむカレー>を使ってスープカレーを作った。
 付属のレシピでは、炒める油が大さじ10となっていた。
 大さじ10なんていったら150mlだ。いくらなんでもそこまで使う勇気はない。
 だが、自分としてはかなり多めの油を使い、タマネギを炒め、スパイスを混ぜ、鶏肉を炒めスープとホールトマトを加えて煮込んだ。
 煮込んだ煮込んだ。
 煮込んだ煮込んだ。
 残った残った、みたいに。

 1時間半ほど煮込み、肉がとろとろになったところで夕食。
 食した感じは、思ったより辛くないなあということ。
 どかんと旨い。
 しかし、スパイスに含まれる漢方成分のためか、食べてしばらくすると汗が出た。
 それも、耳の後ろとか、普段意識しないところから。
 薬効の一つだろうか。

 シャワーを浴び、半身浴をしてリラックス。
 薬効成分カレーといい、今日はリラックスの日だ。

 録画していた玉三郎の『アマテラス』を見た。
 和太鼓集団の鼓童と、坂東玉三郎のコラボレーション。
 音がまず凄かった。
 オレンジ色のグラデーションをあしらった布が奥に消えることで、この世が闇に包まれる演出がきれいだった。