風邪を隠す努力

夜中に2回起きて体温を測った。
1回目は38度で2回目は37度6分だった。
朝7時に目が覚めた時に測ったら36度1分だった。
寝る前に飲んだアスピリンが効いたのだろう。
少し寒気を感じた。

薬の効き目は午後になると弱まり、体温の上昇を感じた。
夕方実家に帰る。

咳をしているところを母親に見られると面倒なことになる。
彼女は病院が大好きなのだ。
正確に言えば、病院に行って病気を治すのが大好きなのだ。
いつも、自分の体にどこか悪いところがないか探している。

ぶりの照り焼き、ふきの煮物の夕ご飯を食べた。
咳が出そうになると深呼吸をしてこらえた。

ロス・マクドナルド『さむけ』読了。
無駄な描写なし。
数ページごとに小さい発見があり、主人公のリュウ・アーチャーはその発見を丹念に積み上げていく。
それでいて結末には意外性がある。
探偵小説の名人芸だ。