『大英帝国という経験』読む。
<大英帝国>という言葉から普通に連想されるのは、ヴィクトリア女王の時代、すなわち19世紀だ。
本書では18世紀末に植民地アメリカが独立するまでを帝国前期と考えている。
そしてアメリカの独立という事件以後、いかにして<大英帝国>というアイデンティティが形成されていったのかが、テーマ別に書かれている。
アメリカ独立戦争において、黒人奴隷たちがイギリス側についたという事実が非常に興味深い。
すべての人間は平等であるという独立宣言を謳ったアメリカは、黒人は例外として奴隷制度に目をつぶった。
植民地アメリカを搾取するイギリスでは、奴隷貿易反対論争が起きている。
黒人たちにとってどちらにつくかは自明のことだったかもしれない。
夜、ツナサラダ、ベーコンエッグ、パンを食べる。
朝食のようなメニュー。
暑かったので食欲があまりわかなかった。