人海芝居

ワードローブを粗大ゴミに出した。
狭い台所を運ぶのが大変だった。
洗濯機を移動して通路を確保しないといけなかった。
階段をおろすのも一苦労だった。
抱えたり背負ったりして色々な運び方を試した。
モノが組立式の安物で案外軽かったためなんとか一人で運べたが、しっかりした造りの完成品なら重くて運べなかっただろう。

少しずつ部屋が片づいていく。

引っ越して来たばかりの頃の写真を見ると、部屋がモノであふれかえっているのに驚く。
よく寝る場所を確保できたものだ。
いらないモノを捨てないと無理だったろう。

夕方池袋へ。
1月の芝居で共演した小林真弥君の芝居を見る。
出演者が40人くらいいると聞いていたので、誰が誰だかわからぬまま終わってしまうかもしれないと不安に思っていたが、台本が大変うまく構成されており、大人数のそれぞれが魅力的に描かれていた。
ラストの落ちもきれいに決まった。

演出的には舞台美術などにやや物足りなさがあったが、実力差のある役者40人を生きた人間のように動かす技は豪腕といって良いかもしれない。
満足した。

終演後真弥君に挨拶する。
こばちゃんと上岡君が見に来ていた。

10時帰宅。