今さらゲド

朝10時起き。

昼食を食べに<福龍飯店>へ。
「鴨ロース」のランチを食べる。
ローストされた鴨をスライスして、ネギのソースをかけたもの。
大変旨い。
量も十分すぎるほどあり、1000円という値段が信じられなかった。
チャーハンもご飯がぱらぱらで実に旨かった。

満足して店を出る。
暑いので、途中コンビニに寄り<涼>を補給。

午後、昼間だというのに缶サワーをぐびぐび飲み、先日テレビ放送された『ゲド戦記』を観た。
冒頭が冗長。
アレンが父殺しをするまでが長い。

(この説明、いらねえなあ)
(このシーン、台詞なしでやったらいいのになあ)
(なんか、パターン化された表情だなあ)

などなど、素直に見るとネガティブな感想しか出てこない。

だが、脚本・監督をしたのが宮崎駿の息子・吾朗氏であることを念頭に置いて観ると、アレンの父殺しは吾朗による<駿殺し>の暗喩というふうに受け取れる。
本人は否定しているようだが、そう解釈して観た方がこの映画を楽しめるのも事実だ。
つまりハイタカ(ゲド)は、宮崎駿のことか?

アレン 「なぜあんなことをしてしまったのかわからない」
吾朗 「なぜ監督を引き受けてしまったのかわからない」
アレン 「父は立派な人でした」
吾朗 「父は立派な人でした」

酒のせいか、思ったよりも楽しめた。
映画の面白さと、それを楽しめるかどうかは、切り離すことも出来るのだなと思った。

アレンの父を小林薫さんがやっていた。
やはり巧い。

夜、池袋へ。
エンゲキブの精算会飲み。
なべ君とポニョの話などする。
ビールばかり飲む。
自分の思うことばかり喋り散らした気がする。
12時に店を出て、1時帰宅。