パコと魔法の絵本

朝、茹でたピーナッツの残りを食べる。
茹でていないピーナッツがまだたくさん残っている。

VBAとSQLの連携を試す。
文字列の連結でエラーが出る。
単純なミスで1時間が経過する。
ミスは今のうちに出しておいて方が良い。
11月になればもっと忙しくなる。

11月はTHE WHOの武道館公演。
忘れないようにしておかなくては。

夕方、厚生年金会館へ。
中島哲也監督『パコと魔法の絵本』試写を見る。

これまでになくCG効果を多用した画面づくりだった。
冒頭からしばらくは、役者の演技も上滑りしているように感じられた。

だが、主人公のパコが登場してから、俄然面白くなった。
この映画はパコを見ていれば良いのだというのがわかったからだ。

パコを演じるのは、アヤカ・ウィルソン。
子役の女の子だろうが、見るのは初めてだ。
この子が、実に可愛らしかった。

言い方を変えれば、実に可愛らしく撮られていた。

役者は、当たり外れがあったと思う。
山内圭哉は当たりだった。
上川隆也は外れだった。

國村準さんにオカマの役をふったのは、キャスティングの妙だった。
汚くしないさじ加減は、さすがと思った。

阿部サダヲは中盤以降ぐんぐん加速し、笑いをかっさらっていった。
妻夫木くんは、演技に地力があった。
劇団ひとりは、薄かった。
土屋アンナは、飽きた。
役所広司はスクルージ老人的な役をそつなくこなしていた。
小池栄子は、がんばっていた。

だが、大人の役者はすべて、アヤカ・ウィルソンの引き立て役に過ぎない。
そういう構造になっている。

結果的に大変楽しく見ることができた。
わかりやすいエンターテイメント作品だと思う。
音楽が類型的過ぎて印象に残らないのはもったいなかった。
木村カエラの歌のみ、耳に残った。
ああいう劇中歌をもっと増やして欲しかった。

試写が終わって外に出ると雷雨だった。
またかよと思う自分に、またかよと思った。
ショップ99で傘を買い、むっとする湿気の中新宿駅へ。

『夢飯』で夜食。
蒸しチキンとフライドチキン、大根餅を食べる。

雨は激しさを増していた。
酒屋のひさしで雨宿りしたが、弱まる気配がなかったので、雷がゴロゴロ鳴る中を歩いて帰宅。
鞄とズボンが濡れた。
シャワーを浴び、カンパリのソーダ割りを飲む。

1時過ぎ就寝。