仕事のこと

朝、ふかした芋とワンタンを食べる。

このところ昼間が忙しい。
今年になってからずっとそうかもしれない。
忙しいのはいいことだけとも限らない。
指示を出す人が混乱し、受ける立場にいるこちらにその混乱が伝染し、何をしたらいいのかわからなくなり、闇雲に忙しがるのは最も良くない。
その危険性に常にさらされた環境にいる。

仕事のことはこのブログに書かないように心がけてきた。
だが、食べ物のことばかり毎日書くのも、いい加減飽きてきた。

仕事のことを書かなくなった理由は、自分でもあまり覚えていない。
このblogに稽古場日記という名前をつけたからだと、聞かれたら答えるようにしているが、聞かれたことはほとんどない。
だからその曖昧な理由には存在意義がない。

ここらで少し解禁しよう。

ExcelやAccessで、ツールを作る仕事をしている。
元になるデータはExcel形式で、これは複数存在する。
それらを関連づけ、データをとりまとめるのが仕事といえば仕事だ。

だが、指示を出す人が複数いるのと、指示が丸投げになる傾向にある。
3月などは結構手間のかかるAccessのツールを作ったが、必要なのかどうかわからぬまま棚上げにされている。

不満がないといえば嘘になる。
だが、自分でも意外なくらい、それらのことに対して冷静でいる。
依頼を受け、VBAのコードを書き、ちっぽけなツールを作る過程を楽しんでいる。
ついでにいえば、指示を出す側の面々が政治的な駆け引きをしたり、仕切りのまずいミーティングを反面教師として眺めるのも楽しい。

その楽しさは、芝居というバックグラウンドがあるために生じるものだろう。
生の取材対象として、この上なくリアルだ。
面白い。

こんな感じで昼は仕事をする。
夕方からは自分の時間だ。

7時半、下北沢へ。
小劇場「楽園」にて、高野アツシオ君の舞台を観劇。
若い集団だなと感じる。
アツシオ君は動きの切れが良く、その中においてはベテランという感じがした。
音楽が洋楽中心だった。
ラストにTHE WHOがかかったのには驚いた。
曲は Baba O’Riley だった。
照明オペに山本さん、舞監に田中さん、客にアンディさんがいた。
アンディさんは6年ぶりくらいに会った。

井の頭線で10時過ぎ帰宅。
芹君から電話があり、15分ほど色々話す。