電子メール。
eメール。
結局、メールに落ち着いた。
その、メールの話。
メールが好きかと聞かれれば、好きでも嫌いでもないと答える。
それはblogでもmixiでもTwitterでも同じことで、しょせんは<たかが手段>であり、勝負を決めるのは個人の体力や精神力だと思っている。
その、メールの話。
先日ハードディスクのパーティションがとち狂い、大量のデータが見られなくなる事態になった。
じたばたした甲斐あってレスキューに成功したのだが、バックアップの大切さを久しぶりに思い知らされる出来事だった。
以来、映画や音楽などのデータをマメにバックアップしている。
メールのバックアップをしている時に、気がついたことがある。
何年周期かで、使うメーラーを変えているため、過去メールデータがバラバラに存在しているのだ。
どうせバックアップを取るのなら一本化したいと思った。
現在使用しているメーラーはThunderbirdだが、一昨年まではOutlook、2006年頃まではOutlookExpressを使っていた。
バラバラに存在しているメールを、すべてThunderbirdにインポートしたのが昨夜だ。
メーラーの使用が重複している時期があるため、メールも重複する。
そして、メーラーによってフォルダの構成が違う。
一本化した過去メールのフォルダは、あれもこれもいっしょくたになり、どこにどのメールがあるのかさっぱりわからない状態になってしまった。
今朝である。
豆腐とおでんという、変わった献立で朝食をとり、淡々と出勤する。
先週末の忙しさがぴたりと止まり、さりとて新しい仕事を作り出すには週末に来たる仕事までの残り時間が少なく、はて何をしたものか困ってしまった。
週末にフロアの移動がある。
その整理を始めようとした矢先に思いついたのが、メールボックスの整理だった。
一日に仕事で受信するメールの件数は、おそらく数百件だろう。
そのうち、自分に関係のあるメールは多くても20件くらい。
暇な日は5件くらいだ。
だが放っておくとメーラーは次々とメッセージを受信する。
未読メールがアフリカの緑を枯死させるイナゴ軍団の如くうじゃうじゃ届く。
ふと思った。
合理的な管理はできないものか?
これまではメーリングリストや業務内容に合わせてフォルダを作成し、自動振分を実行していた。
だが、長い目で見ればそのやり方は効率的ではないのだという。
フォルダを一つに絞り、未読かそうでないかでわけていくやり方が、結局のところ一番合理的だという意見を、どこかのサイトで読んだ。
とはいえ、いきなり受信フォルダを一つにまとめるのもおっかないので、現在のフォルダを可能な限り減らすことにした。
いらないメールを、捨てて捨てて捨てて捨てた。
受信したメールも、明らかにいらないものはすぐ削除できる環境を整えた。
メーラーの動作が少し軽くなった。
(これは、自分のプライベートPCでもやらなきゃいけないことだなあ)
そう思った。
6時半帰宅。
ホタテと舞茸をエスカルゴバターで焼いたものを食べる。
パンに合う。ワインにも合う。
昨夜、おでん汁の残りにだし汁を加えて作ったイカと大根の煮物に、さらにおでんの具材を足して食べる。
おでんではないが、おでんより出汁の利いたおでんができた。
それを食べる。
結局おでんか。
9時にジョギング。
小金井まで往復。20K。
帰宅後、メールの整理をする。
Gmailと、スマートフォンと、PCの連携を視野に入れつつ、連絡先やカレンダーやToDoの一本化をする。
そして、過去メールの整理をする。
整理をして思ったのは、いらないメールが多すぎるということだった。
たとえばTUTAYAからきた2002年のメールなど、保存しておいてもあまり意味はない。
過去8年分のいらないメールをすべて消してから、年度別にバックアップをとろうと思った。
快適な環境が実現すれば、ひょっとするとメールが、今よりも好きになるかもしれない。
そうしたら、いったいどんなメールを自分は書くのだろう?