自分はもしかすると、会話を楽しむことを忘れてしまったのではないか?
昼、唐突にそう思う。
会話とは、相手の中にある何かを引き出し、自分の中にある何かを発見することだ。
あるいは、会話とは、会話を作ることだ。
まったく意識していなかったが、あえて言う。
コミュニケーションを恐れるな。
夕方、下北へ。
「ぼくせい」で、ピリ辛もやしラーメンを食べる。
大変美味だった。
店内にはサッチモが流れていた。
駅前劇場にて、須藤さん出演の舞台を見る。
客演を重ね、安定感のある芝居をしていた。
旧知の太田くんも出ており、ショッカーの幹部みたいに居丈高な男を演じていた。
劇場で玉山さんと会う。
地震の時の話を少しする。
水戸に梅を見に行った帰りの高速で地震にあったのだという。
竹中労『鞍馬天狗のおじさんは』読了。
『神々の深き欲望』で、今村昌平に絞られた話が面白い。
ロケ地の南大東島を抜け出して、京都に逃げたしたアラカンを、今村昌平が追い掛けてきて連れ戻すところなど。