下北で観劇そして下北半島ばりの雪

7時半に起き、昨日作ったカレーを食べる。

ハメット『血の収穫』読み始める。

昼、玉子屋の弁当を食べる。

午前午後と、忙しくはないが暇でもないというバランスで仕事をこなす。

夕方5時半過ぎに退社。
外は雨が降っていた。
新宿に出て、小田急線で下北沢へ。
茶沢通り方面に歩き、途中の『共楽』でチャーシュー麺を食べる。

6時40分過ぎに駅前劇場へ。
太一が客演しているバジリコFバジオ観劇。
前説で人形劇をやっていた。

芝居の後半がとても面白かった。
ラストシーンはまるで『ゲド戦記 影との戦い』のようだ。
野球のところや義父のところなど、古谷実『僕といっしょ』を思わせる設定や展開もあった。

初期のRC「僕の自転車のうしろに乗りなよ」「日隈君の自転車のうしろに乗りなよ」「去年の今頃」、フー「Kids are alright」、ジミヘン「Stone Free」、ジャニス「Move over」、ドアーズ「Alabama Song」カバー、ジョン・レノン「Nobody Loves You」、陽水「帰れない二人」など、色々気になった。

太一は元広島カープの選手だったヤクザを演じていた。
『仁義なき闘い』で千葉真一が演じた大友勝利風のしゃべり方を意識していたらしい。
ボールは黒子が操作していた。
消える魔球とか見てみたかった。
姉を演じる浅野千鶴さんが、とても強く印象に残った。
演じないように演じ、歌わないように歌う様子が、見ていて心地良かった。

終演後、太一にDVDを渡す。
長年借りていたビデオを先週の日曜に返したのだが、
「あ、おれ、ビデオデッキない」
というので、DVDに焼いたのだ。

外に出ると雪が降っていた。
新宿に着いた時には、線路の上がうっすらと白くなっていた。
荻窪で買い物をし、家まで10分ちょっとの道を歩くと、傘に雪が積もっていた。
傘をささずに自転車をこぐ兄ちゃんとすれ違う。
帽子のつばに雪が積もり、まるで真っ白なリーゼントみたいになっていた。

夜の12時を過ぎると、雪は小降りになった。
1984年の1月2月は大雪が降った。
14年経った1998年も大雪が降った。
さらに14年経った今年も、ひょっとすると大雪が降るんじゃないだろうか。
あくまでも東京の話。