今回の役づくり

中田宏『政治家の殺し方』読了。
中田氏は元横浜市市長。
任期満了前に辞任したのだが、それ以前に週刊誌からスキャンダル記事でバッシングを受けていた。
タイトルは自虐的だが、内容は殺し方と言うよりも、なぜ自分がバッシングを受けることになったのかを振り返ったものといっていい。
政治家は、外に向けての政治活動だけでなく、内における政治活動も必要で、前者がおろそかになっていると国民にバッシングされ、後者がおろそかだと地位を危うくする。
中田さんは明らかに後者だったということだろう。
問題なのは、前者がおろそかになったところで、よほどの不始末をしでかさない限り、政治家生命を縮めることはないということだと思う。

夕方、鍋横で稽古。
仕事の後始末をして稽古場に向かうと、いつも大体6時40分頃到着となる。
その時間はアップのためシアターゲームをやっていたりするので、途中から加わる。
休憩を経て立ち稽古に入る。
台本追加分がある時は、その部分の読みをする。
前半部分はどんどん立ち稽古に入っており、台詞を入れている役者もいる。
演出の横森さんからは「色々試してください」と言われたので、シーンを返す度に自分の訳の居所を試しつつやっている。

今回もらった所長の役は、昼行灯らしい。
あまり素早く動いたり、大きな声を出したりすると、その路線から外れてしまうので、動いたり喋ったりする時になるべく呑気なことを考えている。
場面とは関係ないことを考えてみたりなど。

10時に稽古終了。
相手役の兒丸さんと途中まで一緒に帰る。
過去に出た芝居の話を色々聞く。
何をやってもダメだと言われ、とてもきつかった公演に出た後なので、今回はとても楽しいという。
「なんでも存分にやんなよ」
と言っておく。

今日は編集作業はなし。
明日にまとめてやることにする。