いじめと復讐

最近は、朝起きて午前中が調子悪く、午後になってから少しずつ持ち直すパターンが多い。
体の目覚めと関係があるかもしれない。

黙っていると色々なことを考えてしまい、一つの考えから別の考えに飛ぶということを始めると、妄想状態に陥っていく。
一つ飛び、二つ飛び、そのうちに元々考えていたこととはまったく違う考えにとりつかれる。
とりつかれるとはつまり、その考えから離れられなくなることだ。
ポジティブだったり、ネガティブだったり、いずれにせよ感情を揺り動かされるような考えであることが多い。

最近では、大津のいじめ事件のことなど。

加害者生徒をかばうつもりはないが、彼らとその家族の名前をネットで拡散し、リンチ状態にもっていこうとする行為に、いじめ問題を解決に導くための冷静な視点や考察が含まれているはずはない。
これは復讐だ。
だがしかし、何のために?

自分の中にも復讐心がある。
妄想にどっぷり深く沈み、気がつくと加害者をひどい目に遭わせていることがある。
この心の動きが、世間に働きかける実際の行為として現れたのが、加害者実名の拡散行為なのだろう。

拡散してもいじめはなくならないとわかっていても、ニュースに衝撃を受け、心の暗い場所からわき起こってくる復讐心にとりつかれると、加害者に罰を与えずにはいられなくなる。
そういう人がたとえば10万人いて、ネットを通じた世間への発信手段を持っていたら、社会全体から見てどういう現象になるのだろう。

一番恐いのは、自分のしていることが復讐と思わず、社会正義だと信じて加害者に攻撃をすることだろう。

せめて、攻撃する時は、
(自分はこいつが許せないから、復讐をしている)
と、一度声に出して言ってみればいい。

でないと、心が病む。

夕方、千駄ヶ谷のホープ軒へ。
2階で食べる。
この店には、「ネギを食べに行く」という感覚で行っている。
こってりスープにネギがすごく合う。

8時帰宅。