『王将』見る

午前中、昨日まとめた考えに従って作業をする。
二日間考えた甲斐あって、仕事はサクサク進んだ。
最終的に単純な仕組みになるのが一番いいのだが、きちんと考えずにその場その場で進めてしまうと、どんどん複雑になっていく。
考えるべき時は、考えた方がいいということかもしれない。
なんだか普遍的な審理のようだ。

マクニール『世界史』下巻読み始める。

夕方、実家へ。
食後、忠臣蔵のドラマを父が見ていた。
時代物のドラマの、演技や衣装や美術が良くないことを、今さら言っても仕方ない。
受け継がれないシステムに問題があり、正せなかった報いとしてのつまらなさだ。

「阪妻見るか?」
と父に言われたので、一緒に『王将』を見る。
昭和23年作品。
カメラワーク、アングル、構図、すべて好ましい。
久しぶりにバンツマの演技を堪能。
感情の器が極めて大きいので、何気ない演技がどれも<見るに耐える>のがすごい。
小細工なし。
おのれの存在のみで場面に飛び込み、人が生きているさまを見せるだけ。

部屋に戻り、一眠りしてから、ギターの弦を交換する。
大分マシな音がでるようになった。

やたらに汗が出る。
夏から秋に変わる季節になると、いつもそうなる。