朝、体きしんで起きられず。
午前中休み、昼から仕事へ。
午後、巨大になったデータを分散し、閲覧時にユニオンクエリで結合する仕組みを試す。
動作が重かった。
データをローカルに置いても使い物にならない速度だった。
期待していたので結果にがっかりした。
仕事後池袋へ。
シアターグリーン近くのガストに入り、『人生なんて、そんなものさ』読む。
カート・ヴォネガットの伝記で遺族の怒りを買ったという噂があり、暴露本の類かと思ったが、出生から青年期までの部分はごく普通の伝記だった。
11時、舞台美術の仁平さんと会う。
今回初めて一緒に仕事をすることになった美術家さんだが、過去、FLIPLIPやエンゲキブに客演した時の美術が仁平さんだった。
戸塚の方に住んでいるのにタタキ場がときわ台で、今月は20本近くの現場を抱えていたこともあり、ほとんど家に帰れていないという。
仕事本数を聞いてひっくり返りそうになった。
『ウーララ』の書きかけ台本を渡し、どういう舞台にしたいか、今の時点で思っていることを話す。
話しながら仁平さんの手を見ると、指がものすごく太くて大きかった。
ものを作る男の手だった。
12時近くまで簡単にスケジュールのことを話して席を立つ。
離れた席の女性が仁平さんに声をかけてきた。
「仁平さんじゃないですか。あれ?」
彼女はこちらに気づいた。
「ドカさんじゃないですか。なんで仁平さんと一緒にいるんですか?」
大学の後輩、富田さんだった。
仁平さんは以前から、富田さんが出演する舞台の美術に関わったりしていたらしい。
富田さんのパートナーである坂くんとも知り合いだという。
富田さんと会うのは9年ぶりだった。
「まだやってるんですか?」
「やってるよ。今日は次回公演の件で仁平さんと会ったんだ」
その場でLINEのメッセージをもらう。