40円

6時過ぎ起き。
40円ラーメンで朝飯。
40円ラーメンという名前で売ればいいのに。
税込み48円。
4歳から5歳の頃、おやつにいつも買ってもらっていた、明治の「合体チョコボール」より安い。

合体チョコボールは昭和のレトロ食玩だが、「玩」より「食」がやや優先という感じだった。
後になって「ビッグワンガム」という食玩が登場したが、あれは「玩」が90パーセント以上だった。
小さいとはいえプラモデルが入っていて100円だったのだから。

7時半まで書き作業。
早く脱稿してお祝いの牡蠣作業がしたい。
その頃は月の英単語から「R」が取れかかっているだろうか。
たぶん。

短編を書いているが、ファイルは一つにする。
そうしていると、長編を書いているような気になる。

深く考えず、思いついたまま書く。
書き進めるというより、書き散らかす感じ。
プリンタの動作を確かめるために印刷をする。
PCとプリンタの距離が離れたので心配だったが、問題なくできた。

8時50分から仕事。
昨日に続いて検索フォームの修正。
朝の夜なべ。

昼、「ジョッパルゲ」に足を運ぶ途中で、腹が減っていないことに気づいた。
なら、行くことはない。
コンビニでパンとおにぎりを買い、休憩室で食べた。

kくんがいた。
最近の出来事を情報交換する。
この2年間の報酬についてなど。
変わらずにやってきたところ、自分より上の人がいて、ショックを受けたという。
出来る人ならばいいが、あの人が? というレベルだったらしい。
同情というよりも、義憤を感じた。
昔、青山で働いていた時に、オレも同じ経験をした。
仕事を変えたばかりの知人が、オレよりもかなり上の報酬を受け取っていた。
仕事先は違ったが、かなり落ち込んだ。
それがきっかけで仕事を変えた。
まあ、ある意味良かったわけだ。

担当さんにきちんと言い分を伝えた方が良いと意見する。
「でも最近、よそのいい仕事、けっこう募集してるんですよね」
とk君。
「どれどれ?」
スマホの画面には、確かに色々あった。

午後、夜なべの続き。
なかなか夜は明けず。

6時に仕事をあがる。
外は寒かった。
7時前に帰宅。

もやしをたっぷり茹で、塩胡椒を振りごま油で和え、40円ラーメンの味噌にのせて食べた。
昨日の夜は40円。
今日の朝も40円。
そして今夜も40円。
三食占めて120円。

今夜の場合は別に40円にこだわったわけではなく、もやしが食べたかったのだ。
もやしだけというのもなんなので、40円が登場した。
もやしは一袋19円。
足せば60円。
昔の明治ミルクキャラメルと同じ値段だ。

食うに困ったら、40円ラーメンと茹でもやしで、1日180円、ひと月5400円で生きていけそうだ。
そこがたぶんオレの、土俵際だろう。
今日は日馬富士が負けた。

『原田芳雄 風来去』Amazonから届いた。
図書館で借りたものだが、手に入るうちに買っておこうと思った。

ドラマ『火の魚』のシナリオ写真があり、ラストシーンのページに赤入れがされている。
名台詞「タバコ吸いてえー」は、元々「タバコ、吸いてえな」というつぶやきだった。
赤の矢印で、ラストに移動されている。
こうやって、あの場面を「創った」のか。
ミーハーな心臓がドキドキした。