垂れサンが欲しい

目覚ましが鳴る1時間前、5時過ぎに起きてしまった。
そのままPCで書き作業をする。
短編集なのに統一した世界観を考えるのが大変だ。
シチュエーションはいくつか思いついた。
短編を部分部分書き始めているが、出演者の個性と、それぞれ過去に絡んだことがあるかを整理した。
すべての短編について、同じ登場人物を演じ続けるかで、迷っている。
色々な役をやりたいけれど、そのためにはどういう構造にすればいいのか。

浮かんだ案を箇条書きにメモする。
伝言ゲームのように、出演者の組み合わせが入れ替わっていくとか。
ただ、これだと長編とあまり変わらない。
頭の中はまだ混沌としている。
ジグソーパズルの初期段階と同じように。

朝飯を食べ、弁当を作り、8時40分から仕事。
午前中に、フォーム作りのめどがついてきた。

スマホの調子が悪い。
SDカードを認識しなくなったり、大量のゴミファイルが作られたり。
原因は、一つのSDカードフォルダに、数千枚の写真を保管していたためだった。
画像ビューワーが、サムネイル画像を更新する時に、あまりにも大量にあるため不具合を起こしていたようだ。
過去の写真を年度別のフォルダに振り分け、圧縮したのが一昨日。
以来、動作にキレが戻ったと思っていたが、なくなったはずの画像になぜかサムネイルが自動作成されてしまう。
トータル6ギガバイトくらいになる。
ファイルクリーナーで消しても、トカゲの尻尾のように再生される。
画面がオフの時にこっそりと再生され、電気を食っているらしい。
おかげで電池の持ちは悪くなり、使っていないのに熱いなと思うことがたびたびあった。

ギャラリー閲覧ソフトにあるキャッシュクリア機能を使ったところ、サムネイルの再作成はされなくなったようだ。
閲覧ソフトの立場からすると、他のソフトが勝手に消したサムネイルを、律儀に再作成していたわけだ。

昼、弁当と缶詰。
ご飯と、おかず二品に、コンビニで買った缶詰という組み合わせは、結構使える。
おかずを作る時に、副菜に徹することが出来る。
一昨年、弁当箱にご飯だけ詰めコンビニのレトルトカレーを食べたことがあったっけ。
電子レンジがあればこれも、使える方法だ。
40円ラーメンともやし作戦に合わせて実行すれば、月の食費はがくんと下がる。

別に下げようと思っているわけじゃないのだが。
可能性としての話で。

一昨日青井さんと話した時、過去のバイトのことを聞いた。
ハンバーガーショップと牛丼屋を掛け持ちしていた時があって、どちらもまかないがあるものだから、食事はそればかりだったという。
バーガー、牛丼、バーガー、牛丼。
そんな、権藤、権藤、雨、権藤みたいな生活をしていたら、肩を壊すに決まってる。
もとい、身体を壊すに決まってる。

実際彼女は身体を壊し、お医者さんに叱られたという。
「野菜ジュース飲んでます」
と言い訳して、火に油を注いだという。

仕事先にカフェテリアがオープンすることになった。
ようやく、といった感じ。

午後、改修したフォームを公開する。
久しぶりに大がかりな改修で、不安がある。
検索項目をフロー順にしているので、うまく使いこなして、部内に作業についての共通認識みたいなものが出来れば、上出来すぎる成果ということになるのだろう。
そこまでうまくいくことはないだろうが、もしあったら、お金のお礼が欲しい。
現金でも振り込みでも。

一万円札にはいつも、束になってかかってきて欲しいのだが。
こちとら丸腰なのに、奴らはいつも尻尾を巻いて逃げ出す。

フォームは、検索速度が遅くなるという欠点があった。
終業ギリギリだったので、解決は明日以降に持ち越し。
なにかいい手はないか、また、知恵を絞らねばならない。

実家へ。
7時帰宅。
焼肉食べる。
沖縄のもずくというものを食べた。
太くて、実に美味かった。

吉田拓郎「イメージの詩」をネットで聞く。
初めて聞いた時、どこがいいのかわからなかったが、今は「いいなあ」と思える。
70年代前半、学生運動が下火になり、集団が個人へとばらけ、くすぶっていく時代、若者たちの耳にこの曲は、どんなにか伸びやかに響いたことだろう。

70年代のかっこよさに憧れる。
「昭和」ではなく、「70年代」
ショーケン、キャロル、吉田拓郎、井上陽水、つかこうへい、キャンディーズ、王貞治、久世ドラマ、沢田研二、永ちゃん、インベーダー、スターウォーズ、仁義なき戦い、原田芳雄、ドリフターズ、仮面ライダー、ベルボトム、たれサン、長髪、少年チャンピオン、カルメン・マキ、ルパン三世、アントニオ猪木、江夏豊…

たれサングラスが欲しい。
垂れ目型。
「マカロニほうれん荘」で、トシちゃんがかけていたようなサングラス。
藤竜也とか、渡哲也とか、原田芳雄とか、長谷川和彦とか、あの時代に新宿ゴールデン街でたむろっていた男達がかけていたサングラスが欲しい。