受験

6時前に起きる。
実家PCで書き作業。
書き始めはジグソーパズルの最初の段階に似ている。
手にした欠片をどこに配置すればいいのか見当もつかない。
最初にやることはピースの色分けだ。
完成画像を見て、手にしたピースがどのあたりに位置するか判断し、小分けにしていく。
次にピースの形状から端っこにあるものや角にあるものを見つけ出し、少しずつ組んでいく。

台本も同じような段階だ。
箇条書きのアイディアを小分けにする作業ばかり。
ページは進まない。

7時前に朝飯。
甥っ子の受験の話を聞く。

母校の小松川はレベルが高くなり、OBである俺もレベルが高いと思われるようになった。
何の努力もせず、楽して評価が上がるのは、なんて気持ちがいいのだろう。
履歴に生クリームをたっぷり添えてもらった気分だ。
これからも勝手に俺の評価が上がるといいなと思う。
できれば何の努力もしないで、うなぎのぼりにぐんぐん上がっていくといいなと思う。

高校在学中は勉強が嫌いで成績は落ちた。
高三の夏休みから受験勉強をして学芸大に受かった。
志望校ではなかったので合格しても素直に喜べなかった。

高校受験の時は小松川が第一志望だったので、合格した時は本当に嬉しかった。
だが高校生活の三年間には喜びがほとんどなかった。
無遅刻無欠勤の引きこもりみたいな存在だった。

大学は何の期待もしないで入った。
それがかえって良かったのだと思う。

受験なんて信じない方がいい。
行くべき高校なんて、実際に通うまでわかるもんじゃない。
人生レースのクライマックスを、受験の時代に置かない方がいい。
要するにヘルマン・ヘッセの『車輪の下』だ。

楽しすぎず、かといって厳しくもなく、やる気を出せばそこそこ見返りがあって、サボればそこそこ痛い目に合う。
良くも悪くもないが、まあいい方だったかなと思えるような高校で、自分の好きなことややりたいことが徐々にわかってくるような三年間を過ごせれば、それはとても幸せなことだと思う。

小松川はいい学校だったと思う。
たまたま、巡り合わせが悪かっただけだ。

7時半に実家を出る。
地下鉄が空いていた。
この時間帯だとラッシュ以前なのか。
覚えておきたい。

8時15分から仕事。
エクセルツールの作業。
時間がかかるのかと思っていたら、午前中にできた。
依頼内容がわかると早いのだ。
ただ、わかるまでが長いのだ。

ミーティングにて4月からの編成について説明を聞く。
決まっていることらしいが、データベース利用者と席が離れると、現実的に困ったことになる。
「困ったことになります」
と言っても、
「決まったことなので仕方ない」
と返されるので、ここは騒いでも無駄なのだろう。
4月から、生き延びるために現実的に判断していくしかない。
たぶん上の人々も、4月になってみないとわからないと思っているはずだ。

マイケル・モス『フードトラップ』読む。

午後、作成したフォームの検索速度や表示順などを修正。
ほぼ定時に上がる。

7時帰宅。
レトルトのスンドゥブを温めて食べウル。
丸大食品のストレートタイプのやつ。
これが結構美味しい。

グdグダと起きていて、2時就寝。
疲れるとかえって就寝時刻が遅くなる。