起きて見た夢

7時半起き。
部屋の電気とパソコンがつけっぱなしで、床に寝ていた。
枕はちゃんと敷いていた。

ネットの閲覧履歴を見ると、昨夜23時40分過ぎを最後に、しばらく見ていない。
帰宅後、1時40分過ぎに再び閲覧している。
なぜかクレジットカードの引き落とし金額の確認などいくつか。
ほんの4分ほど。
夜道を歩いて我に返り、家に帰ってまたクラクラっときて寝てしまったのか。
しかも、昨日見たはずの引き落とし金額、まったく覚えていない。

先月の終わり頃から、仕事と稽古と舞台の本番と、マグの準備と台本書きと、時間を細かく分けてきたが、目まぐるしく環境が変化することで、現実感覚が希薄に感じられることがあった。
特に午前中仕事をし、昼過ぎに舞台に出て、夜の回までの待ち時間を過ごしている時などがそうだった。

環境が目まぐるしく変わるとは、目の前の現実が変化することだ。
それは夢を見ている時に似ている。
現実がそうなると、脳が騙されてしまい、今見ているこの現実は夢なのではないかと思い始めるのかもしれない。
いわば催眠のようなもので、脳は夢モードに入ってしまい、夢を見ている時の行動様式を肉体に命ずる。
だから昨夜は、夢遊病者のように行動したのかもしれない。
とりあえず推測はこんなところでおしまい。

過去にも夢うつつの状態で歩いたことがあった。
王子で「光陰」をやった時、南北線に乗ったものの降りるべき駅を寝過ごして白銀高輪台まで運ばれ、それに気づかずに駅から地上に出て、乗り換える電車を探して国道をしばらく歩いた。
途中で我に返り、寝過ごしたことと、家に帰れなくなったことを知った。
今よりも若くてバカだったし、季節は夏だった。
バカに訪れる夏はバカを加速させる。
オレは魚藍坂下の道沿いにベンチがあるのを見つけ、そこで横になり朝まで野宿したのだった。

昨日も同じようなことをしていたらどうなっていただろう。
西荻窪のどこかの公園のベンチで人知れず横になり、そのまま眠ってしまっていたとしたら。
朝起きると、昨夜家に帰り、ドラマを楽しんだはずなのに、公園のベンチで寝ている自分を発見し、パニックを起こしていたかもしれない。
異世界へ飛ばされたと感じ、現実に疑いを持つようになるかもしれない。

9時、玄米粥とキムチで朝飯。
食べるとすぐ汗が出た。
暑い。

昼過ぎ、「丸信」でラーメン。
家に戻るとまたもの凄い汗。

午後は何も出来ず。
体が汗を含んだぞうきんになっていた。
不快。

不動産屋に電話をし、昨日最後に見た物件の契約を頼んだ。
これ以上のものはたぶん出てこないと判断。

4時半過ぎに着替え、ジョギングへ。
善福寺川沿いに東へ走る。
大宮八幡まで往復。10Kちょっと。

途中、大木が川沿いの道を塞いでいた。

川には白鷺や鴨がいた。

6時過ぎ帰宅。
水のシャワーを浴びる。

ツナサラダ、フランクフルトで夕食。
日が沈んだのでクーラーをつけたが、ベランダの室外機の音がやかましくなっていた。