お題目は部分から全体へ

疲労感抜けず。

同時にできる作業はいくつまでなのか、今回の稽古期間中に考えていた。
制作業務に関しては、9月17日以降、でくの坊になっていた。
頭の中の多くを台本書きに費やし、仕事でも日常業務以外のことはできなかった。
パソコンでいえばCPU使用率が90パーセントの状態。
疲労感はそこからきている。

そういう状況を解消するために、メモを残している。
主に、時間に関するメモ。
いつ台本を書き始め、一回あたり何時間かけたのか。
そういうメモがたまると、後々になって役に立つ。

仕事後、方南町で稽古。
稽古前にフライドチキン食べる。
「肉は、食べなきゃいけないよ」
と市森くん。

エレベーションを印刷したものを皆に見せる。
なるほど、という声が上がる。

昨日の通し稽古に対する抜き稽古をする。
ラストシーンから逆に向かって返していく。

音が流れると、演技と音が歩み寄ってひとつになる。
そこに照明が入ると、三つがひとつになる。

部分から全体へ。
稽古開始時から頭にあったお題目だ。
辛いのは、まだ部分である時期。
先週から今週にかけて、部分がつながり、全体に向かって進んでいる。
一つになるプロセスでの成長痛がある。
解決するために戻っていくところは、もはや部分ではなく全体だ。

明日と明後日はそれぞれ通しをする。
全員揃う。
ここでガツンとできれば、いい感じで仕込みに入れる。

9時45分稽古終了。
環七から堀ノ内への抜け道を通って帰宅。
音響作業の続き。