プレッシャーというオレの嫁

8時起き。
水耕栽培の水補給をした。給水弁の位置を修正するために容器の蓋を少しあけたが、水はかなり減っていた。
バケツ4杯ほど補充する。

課題曲の練習を思い出したようにやるが、緊張感と、それにともなう独特のいやな感じが、胸に迫ってきた。こういう感じは、若い頃は色々な場面で味わったものだが、最近はとんとなくなっていた。だから、貴重な感覚だと思う。

お昼ちょうどに入浴し身を清める。

1時、外が急に曇ってきて、雷の音が聞こえた。雨雲レーダーを見ると、2時過ぎに大雨になりそうだった。3時前にホールへいかねばならなかったが、雨で移動するのはしんどいので、先に行ってしまうことにした。

地下鉄で移動し、ヴェローチェに入り、コーヒーを飲む。発表会は3時からだったが、リハはいつやるのだろうと思っていた。
コーヒーを飲みながら過去メールを見る。すると、リハ時間はサイトに記載されてあると書いてあり、あわててサイトを見ると、1時半からとなっていた。すでに2時だった。やばい、と思い、コーヒーを飲み干し、ホールに向かった。

ホールではリハをやっていた。うげっ、というくらい上手い奏者の演奏を聴き、鳩尾から胸に重い物がせり上がってくるのを感じた。しかし、こういうプレッシャーは、なくそうと思ってはいかんのだ。なくならないのだから。だったら、そのプレッシャーと一緒に進むしかない。

子供のリハなども間に入り、終わり近くに自分のリハができたが、指と腕が震えた。やはり震えるか、と思った。何度もミスを犯したが、止まってフリーズするまでにはいかなかった。

3時から発表会が始まった。子供からスタートし、段々大人へ。小学生の女の子がドレスを着てピアノ発表会に臨む姿はほんとうに可愛く、果てしなく心が和んでいく。それと並行して、圧迫感が胸にせり上がってきた。しかし、そうなるたびに、(よーし、きたか)と思いつつ、その圧迫感を『嫁』と思い、抱いてやることにした。

自分の番の3つ前になり、舞台袖に移動した。緊張感が高まっていく。緊張しないことは不可能。その塊を取り除くことは不可能。だからむしろ、お前を離さない、ずっとオレを緊張させておいてくれ、ずっとオレを震えさせてくれ、と、嫁を抱きしめながら心の中でささやいていた。

番が来た。案の定、ミスタッチはあった。指が震えてどうにもならない。しかし、繰り返しになると少しマシになった。震えも小さくなっていた。
二曲目は、一曲目より慣れていたのだが、それでも初めの方でまた指が震えだした。嫁が激しくオレを求めてきた。しかしオレが嫁を求めると、嫁は急に冷たくなる。いつまでも一緒にいようって言ったのに。
そして、嫁が冷たくなると、指先の震えはマシになった。二曲目の繰り返しを終え、すべての演奏を終えた。つっかえ、ミスをしまくったげど、昨年末の発表会フリーズのリベンジはこれで果たすことができた。自分で何とかできたのが嬉しい。

客席に戻ると、嫁はどこかへ行ってしまっていた。

発表会を終え、会場を出ると、外は快晴だった。

5時帰宅。

中日は日ハムに0対2で敗れていた。二試合連続の完封負けだった。これは、作戦がどうとか、チーム状態がどうとかいう問題ではなく、完全に流れの問題だろう。ロッテ戦第二戦と、日ハム戦第一線が響いている。それでも、こういう時に慌ててはいけない。

唐揚げ、餃子を食べ、ビールを飲んだ。昨日走れなかったのは、やはり今日のことがあったからだったのだなあと改めて思った。二つのことを一緒にはできない。

8時、自転車で高円寺へ。がっつり食いたくなり、すた丼の店へ。肉増し飯増しのすた丼を食べた。ご飯にタレが染みすぎているように思った。昔のすた丼は白いところの方が多かった気がする。

9時帰宅。お腹がいっぱいで苦しかった。こりゃ、明日、絶対走らないといかんな、と思った。

10時就寝。

タイトルとURLをコピーしました