土用干しと旧友交歓

6時過ぎ起き。
梅干しの土用干しをする。

ダイソーで買った野菜干しネットに梅と紫蘇を並べ、物干し竿に吊した。
網の入り口が狭く、入れるのに苦労した。

CameraZOOM-20160806061132296

もののけ姫のコピー「生きろ」は、考えてみたら糸井重里氏のものだった。
糸井さんはすごいのだな。

9時、お粥と納豆食べる。
途端に汗が出た。

昨日Amazonで注文した枕とナッツが届いた。
枕はU字型のもので1万円以上したのを、貯まったクーポン券を使い2800円で買った。
試し寝をしてみくと、なかなか具合が良かった。
ナッツはひまわりとピーナッツでどちらも1キロ。
ピーナッツはまちがえて生を買ってしまった。

荒玉水道をジョギング。
団地そばのファミマと、神田橋の先に植えていたひまわりが、8月頭の雑草刈りで抜かれていた。
家に帰ると玄関にカマキリがいた。

CameraZOOM-20160806114137598

「シーシュポスの神話」読了。
世界をわかろうとする人間に対し、一切わかってくれない世界。
二つをつなぐのが不条理で、それを意識して生きることについて書かれている。
難解だが、哲学書としてはむしろ平易なのかもしれないと思った。
俳優についての考察が面白かった。

日差しに合わせて干し網を移動する。

梅干しを入れる瓶を買いに100円ショップに行く。
暑かった。
どんな入れ物がいいかをスマホで調べる。
タッパーでも大丈夫とあった。
ならば家にあるものでいいと思い、石灰と肥料だけ買って帰る。

4時、網を取り込み、梅干しを梅酢に戻した。
戻す時にひとつ落っことしてしまったので、洗って味見してみた。
梅干しの味がした。

CameraZOOM-20160806161048259

5時前に出る。
オギノ君と飲むために五反田へ。

北口の植え込みにひまわりが沢山植えられていた。

CameraZOOM-20160806174733426

路地に白猫がいて、女性が話しかけていた。
「可愛いですね」
彼女が話しかけてきた。
「そうですね。目がオッドアイみたいになってますよ」
「ほんとだ」
猫が鳴いた。
鳴き声が長かった。
暑いからかもしれない。

CameraZOOM-20160806174842823

「酔っ手羽横丁」に入り、オギノ君にLINEをする。
6時過ぎ、オギノ君と宇原君が来た。
オギノ君、ツーブロックにしていた。
宇原君はオギノ君の会社に正式に入ったらしい。
東京OXカンパニーに関わった者が5人もいる会社だ。

「専務、船買いましょうよ」
宇原君が言った。
「あのな、xxは2台目のボートを買って、つぶれたんだぞ」
「うち、1台目でしょ」
船を買う話が出るなんて、景気のいい話だと思った。
「オギノ君が入って15年くらいだけど、業績は順調ってことなのかな?」
彼は少し考え、
「売上はそんなに変わってないですよ」
と言った。
「俺が入った頃がぐしゃぐしゃだったんで、マシになっただけです」
「その分、利益が上がった?」
「まあ」
今は専務取締役で、さらに別会社では社長をやっているという。
「ところでドカさん」オギノ君は言った。「あなたは今、何をしてるんですか?」
「芝居してるよ」
「それはわかってますよ」
ビールを飲む間があり、彼は仕事のことを言っているのだと察し、答えた。
「仕事は、今のところに8年いるよ」
「それ、派遣だったら違法じゃないんですか」
「所属が別会社に変わってる」
ひょっとして遠回しにスカウトされているのかなと思った。

「シン・ゴジラ」の話をすると、二人はまだ見ていないという。
だが、庵野監督が好きではない知人が見に行って絶賛していたと、オギノ君は言った。

入ってまもない宇原君は、会社の不条理が目につくらしく、色々な文句をオギノ君に言っていた。
オギノ君がいないと、社の空気は緩むらしい。
逆に言えば、それだけ彼の存在は大きいということだ。

9時過ぎにしのちゃんが来た。
会うのは5年ぶりだった。
「シン・ゴジラ」の話を振ると、彼女もまだ見ておらず、でも知人が絶賛していたというところは、オギノ君達と同じだった。

気がつくと11時を過ぎていた。
会計をすると、オギノ君は全員分を払っていた。
「いくら?」
と聞くと、
「いいっす」
と言われた。
無理に4000円だけ渡したが、たぶんもっとしただろう。
さすが社長だなと思った。

宇原君と途中まで一緒に帰る。
飲んでいた時には聞けなかったことを聞いたりしていると、新宿を通り過ぎてしまっていた。
高田馬場で宇原君と別れ、新宿まで戻り、高円寺から家に帰った。
1時近かった。
昼間の猛暑のわりに涼しかった。
今年の夏は熱帯夜が少ないのかもしれない。
酔いが回ってきて、いつの間にか寝てしまった。