2年ぶりにおばちゃん宅

7時起き。
8時まで書き作業をしてからジョギング。
荒玉水道から永福町戻り。6K。

飲み物を買いにドラッグストアへ行く。
店の前でチェーンが外れた。
家に帰り修理を試みたが直せなかった。

昨年育てたトマトの写真、今年育てたジャガイモの写真を印刷する。
11時に家を出る。
自転車を阿佐ヶ谷のサイクルスポットまで押して歩く。
チェーン修理と、ついでにブレーキパッド交換を依頼する。

地下鉄で荻窪へ。
12時、引っ越して以来2年ぶりに「丸信」でラーメンを食べる。
じーんとくるほど美味かった。

ルミネでゼリーを買い、1時過ぎにみよ子おばちゃんのマンションへ。
仏壇に線香をあげ、リビングでピザをいただく。
昨日掘ったジャガイモを渡すと、おばちゃんは歓声を上げた。
「こんなに大きいのができたの?」

去年、トマトを育てたのは、おばちゃんの影響だ。
一昨年、前の家を訪れた時、大量のきゅうりが育っているのを見て、オレもなにか育ててみようと思ったのだ。

「でも今はベランダでしょ。作物育てられないからつまんなくって」
ワンフロアになり、家のメンテナンスは楽になったろうが、そうした楽しみがひとつなくなるというのは、あまりいいことじゃない。
水耕栽培ならできると思うが、オレも目下実験中で、偉そうに教えられる立場にはいない。

水耕栽培のトマト写真を見せた。
「あんた、ややこしいことしてるのねえ」
と言われた。

「結婚しなさい」
「は?」
「あんたはね、やっぱり結婚しなきゃだめよ。一人でできるから、必要感じない? いやいやいや。そう言ってるのは今のうちだけ。年とってごらんなさい。体こわしたらどうするの。芝居は芝居でおいといて、とにかく結婚しなさい。相手なんかどこにだっているんだから。しようと思えばできる!」
デザートのゼリーを食べながら、おばちゃんのお小言を従容として聞いた。

「20年前の梅干し、うちにあるわよ。塩加減間違えちゃって、すごく塩辛いのよ」
「20年ものですか? それいいなあ。お粥と一緒に食べたいな」
「あんた、トマトとか育てるんだったら、梅干し作ってみればいいじゃない」
「作りましたよ」
「え? 作ったの?」
スマホで撮った写真を見せた。

おばちゃんは笑い出した。
「あんた、結婚できないわ」
「ええっ?」
「梅干しまで作っちゃったら、奥さんいらないわ」
「そんな。一緒に作ればいいじゃないですか」
なぜかうろたえ、写真に写った紫蘇は塩漬けパックだから手間がかからないだの、重しはポリ袋に水を入れたのを使っただのを説明した。

従兄弟が帰ってきた。
晩のおかずにエビを買っていたという。
時計を見ると5時半だった。
結構、長居したことになる。
「じゃあ僕そろそろおいとまします」
「健ちゃん、これあげる」
おばちゃんは、ワインを持って来た。
ドイツワインだった。
引っ越しの時に出てきたのかもしれない。

阿佐ヶ谷のサイクルスポットで自転車を受け取り、6時過ぎ帰宅。
着替えて、走りに行く。
高円寺から環七に出るコース。
しかし、途中で久しぶりに胸焼けがした。
ピザのチーズが原因ではないだろうか。
最近、チーズやヨーグルトを食べると胸焼けするのだ。
最近ではなく、ここ15年あまりずっとそうだ。
体質が変わったのかもしれない。

大相撲が始まった。
御嶽海が稀勢の里に寄り勝った。

御嶽海はいい。
顔がいい。
好きな俳優が峰竜太というところもいい。
好きになった。