映画は好きなものしか見ないので、見たらほめる。漫画も小説も同じで、批判はしないし文句も言わない。それを生業としていないので、する意味はあまりない。
演劇は作り手として見る。見ると同時に演劇観のアップデートをするので、何も考えず楽しむことはない。見たいと思うポイントは一般のお客さんと異なる。物語や演出、誰が何を演じるかを楽しみにして見に行くことはない。
興味があるテーマの芝居は見に行きたい。今なら、アレルギーをテーマにした芝居が見たい。社会派作品ではなく、前衛的な表現がいい。さいきん、前衛的な表現は、世間的に敬遠されているようだ。わけのわからないものを拒否する人が多くなったのだ。まるでアレルギーのように。
朝、6時半に起きて風呂に入る。汗を流し、朝飯を食べ、7時50分に実家を出る。三越前の地下にファミマがあることを発見した。今まで地上に出てから遠回りしてコンビニに行っていた。もっと早く気づけばと思った。
仕事、1時間に1回、リフレッシュの時間をとることにしている。ただ休むのではなく、目や脳のエクササイズをする。気持ちの切り替えになる。
昼、富士そばへ。カレーセットを頼む。ミニそばがついてくると思っていたら、普通サイズのかけそばだった。少し不安になったが、食べても問題なかった。年末、うどんやラーメンを食べる時に、茹でそばをひとつまみ混ぜていた時は、そばを味わう余裕なんてなかった。昨日、カップのそばを食べたあたりから、気持ちに余裕が出てた。今日のかけそばは、美味しいと思って食べた。
夜、家に残っていた乾そばを茹で、ざるそばにして食べる。うどんやそうめんとは混ぜず、そばだけを茹でて食べた。唇がちょっと痒いかな? と思ったが、気のせいだった。意識しすぎてそう感じたのだろう。
経口免疫寛容を利用して、今年一年かけてゆっくりとそばアレルギーを治すつもりだった。しかし、どうやらオレは、すでに治っていたようだ。
3年くらい前から、花粉症の症状が起きなくなった。それ以前は、飛散量の多い日くしゃみをすることがあった。2000年代の前半はもっと敏感で、3月になると目の痒みとくしゃみ、鼻水に悩まされた。
6年前、朝の目覚めがきつくなっていた時に、対策としてプラセンタのサプリを買い、寝る前に飲むようにした。すると、酒を飲んだ翌日の目覚めが改善した。以来、酒量を過ごした時に飲んでいる。
水道橋博士『博士の異常な健康』でプラセンタ注射の存在は知っていた。原料は哺乳類の胎盤。これを食べると、細胞や免疫機能の賦活効果がある。飲んだ後に効くのも、肝臓細胞をリフレッシュする効果があるからなのだろう。
花粉症が治ったのは、「ウコンの力」代わりにプラセンタを飲んでいたからではないか。それ以外に思い当たる要因はない。花粉症が治る過程で免疫機能で改善され、そばアレルギーも治ったのではないか?
あるいは、最後にそばを経口摂取してから19年間、そばを一切口にしなかったことで、自然治癒したのかだ。
大人になってからは治りにくいとされる蕎麦アレルギーだが、罹ったのは13才で、第二次成長期の直前だった。大人になる過程で軽減していったことも考えられる。激烈な反応をしていたのは18歳の頃までだからだ。
去年、小伝馬町でうまい立ちそばに入り、そこでうどんを食べた。その時に、うどんではなくそばが食べたいと思った。死ぬまでに一度でいいから、ざるそばが食べたいとも思った。あれからひと月しか経っていないのに、突然夢が叶った。
何の努力もしていないので、肩すかしを食らったような気もしている。