7時40分起き。あれだけ寝たのに、さらに8時間寝たことになる。精神的なものだろう。
仕事に行きながら、いつから花粉症の症状が出なくなったかを思い出した。
2010年代に入ってから、わずらわされた記憶はない。しかし、2000年代の前半は、かなり苦しんでいた。特に2002年は、静電気にも悩まされていた。今思うと、一種の神経症ではなかったかと思う。
『未必のマクベス』の書評を検索してみた。北上次郎の評があったが、「究極の恋愛小説」という一文に疑問を持った。
ネットでは、読みやすいという意見が多いのだが、それも疑問。文章としてはかなり読みにくい方だった。
俺が世間の意見とズレているのか? しかし、面白い小説ほど、意見には多様性がある。傑作ほどそうなる。色々な角度から賞賛されるし、思いも寄らぬ角度から批判される。
その点から考えても、ほめている内容がどれも似ているのは変だ。
なぜ読んだのかというと、twitterだかInstagramだかFACEBOOKだかで、誰かが推薦しており、タイトルに惹かれた。腐っても演劇人だしね。腐った演劇人? うるさいだまれ。
しかし、読んでみると、主人公は「マクベス」が嫌いだし、ちっとも面白くないとか言ってるし、その割りにフレーズや物語の展開はしっかりと把握している。面白くないとか、嫌いとか思わせる必要なかったのではないか。
そういうところが、この主人公にはとても多い。配達に来た人の敬語の使い方に心の中で突っ込みを入れたり。またそれがやたらに多くて辟易する。また、敬語ミスのさせ方も作為的だ。
仕事、定例会議に出席。最後の会議になる。淡々と聞く。去年は会議ごとに緊張していた。昔から会議が苦手だ。
昼、カップのそばとサラダ食べる。
『子どもたちの階級闘争』読み進む。旋回するジャックと一緒に大の字になって笑う場面が素晴らしい。
午後、やることはなく、午後の日差しを窓の外に感じながら、空き時間を勉強に費やす。
定時に上がる。
高円寺のタロー軒で、ラーメンと半カレーのセットを食べる。一番人気のメタボ定食だ。
図書館へ行き、予約した本を借りる。クリーニング屋でスーツを受け取り、6時半帰宅。
1時間ほどお腹を落ち着けてから走りに行く。青梅街道を西へ。荻窪から線路沿いに西荻まで行き、神明通りから東女のわき道を通り、NTT武蔵野研へ。荻窪に住んでいた時は、ここで丁度5キロだった。現在は8キロ弱。さらに進んで、武蔵境通りの交差点手前で折り返す。10キロ半だった。
帰りは、神明通りをまっすぐ進み、環八を渡り、五日市街道を戻った。往復21キロ。ハーフの距離だ。1キロ6分のペースだった。ラーメンと半カレーのカロリーをすっかり消費し、手足が冷たかった。
洗濯をし、資源ごみをまとめる。
風呂に入ってから、『証言UWF 最後の真実』読む。
「羅生門」だと思った。芥川龍之介の小説ではなく、黒澤明映画のほう。つまり芥川の「藪の中」
この本の読者は、陪審員だ。そして、証人の発言を、次から次へと聞く。聞けば聞くほど、何が真実なのか分らなくなってくる。
しかし、そのありようこそが、UWFをもっとも正確に捉えている。誰が悪かったから崩壊したという、単純な話ではないのだ。
高田と佐山の証言があれば完璧だったと思う。
3時前就寝。