12月4日気温23度

朝、いつもより10分ほど早い時刻に渋谷区の緩やかな坂を自転車で上っていたら、大学同級のサカキバラ君に声をかけられた。そのあたりが今の勤務地らしい。声をかけられなかったら気づかず通り過ぎてしまったろう。ちょうど来週末に焼肉会なのでまた会える。

昼、気温が23度まで上がった。

夜、上野へ。スポーツジュエンでシューズを買った。暖かいを通り越して暑かった。帰りの銀座線は冷房がついていた。

梅里のいなげやで買い物をする。とんかつやポークソテー用の豚肉が安かった。サミットの半分くらいだった。しめじ、納豆、わかさぎの唐揚げを買った。

青梅街道沿いのリサイクルショップで野菜を売っていた。店内の3分の1以上を使っていた。梨、柿、干し柿、椎茸を買った。

家に帰ると、外よりも部屋の中の方が涼しかった。

『戦争と平和』3巻読み進む。ボロジノ会戦。ピエールは砲台陣地に入り、兵士たちを間近に見学する。初めは、なんだこの旦那はと迷惑がられていたが、邪魔をすることなく、いい人そうにそこにいたので、ペットみたいに受け入れられ、わしらの旦那扱いされる。
アンドレイ公爵は榴弾で重傷を負う。手当を受けた時、大泣きしている士官が近くにいるのを見る。アナトーリ・クラーギンだった。彼は、足を負傷し、手術で切断されていた。ここは、アンドレイ公爵が敵を許す場面なのだが、許す前にアナトーリは存分に罰を受けている。もしこの時、五体満足なアナトーリが女といちゃいちゃしていたら、同じような許しの感情を抱いただろうか。
アンドレイ公爵を作者の分身とするならば、アナトーリはこの場面で、神の裁きを受けたことになるのだ。
ボロジノ会戦後、フランスとロシアの両軍は疲弊し尽くす。ロシアはモスクワを放棄し、フランス軍はモスクワに侵入する。
フェロモン過剰猥褻女・エレンは、二人の男に言い寄られ、どっちともセックスしまくりたいがために、自分のことをめっちゃ愛してる夫のピエールに、アタシと離婚してと手紙を書く。
ロストフ家はフランス軍侵入の前日にようやくモスクワを発つ。ナターシャの強い意見で、馬車は財産ではなく、負傷者の輸送用に提供することになる。その中に怪我をしたアンドレイ公爵がいた。
ここから先、作者の分身は、アンドレイからピエールになる。