C64を売った

朝、起きて、朝飯が何もないと思ってコンビニに行き、クリームパンとバナナ飲料を買ってきた。ヨーグルトとブロッコリーを冷蔵庫から出し、スクランブルエッグを作ると、品数の多い朝食になった。

1時間ほどアプリ勉をしてから身支度をし、8時40分過ぎに家を出た。暖かくはないが、先週金曜ほど寒くもなかった。

駐輪場がすべて埋まっていた。暖かくなったせいかもしれない。仕方なく、200メートルほど離れたスペースに止めた。メアリー・スティーンバージェン似の店員さんいるかな、と、ひょっとこ面してコンビニへ。いた。ラッキーだ。

契約交渉結果のメールが届いた。良いのか悪いのかわからないが希望は叶い、少しホッとした。

昼、クイントビル方面へ。「ミルクランド」でランチを食べようと思ったが満員だった。お客さんは女性ばかりだった。

店選びのタイミングを逃すと、午後十二時台の西新宿・代々木界隈はランチ砂漠になる。下手をすると十二時四十分過ぎにならないとどの店にも入れないことにもなる。
どこで食べようかと思いながら、混んでいる店から店へとさすらっていると、足がクイントビルに向かった。一階にうどん屋があったはずだ。しかしビルに入ってすぐ目に入ったのはうどん屋に並ぶ人々の大行列だった。
その隣にある居酒屋の前にも行列ができていた。しかし店頭で売っている弁当を買う人の列だった。店内を覗くとカウンターに二つ席が空いているのが見えたので、すかさず中に入って座った。
2分ほどして、四十代と思われるちゃきちゃきの女性店員がやってきたので、何も考えず日替わり定食を頼んだ。少ししてサラダと煮物が来た。和食かなと思っていると、すぐ後にメインが来た。カレーライスだった。日替わり定食がカレーライスなんて思いもよらなかった。
カレーは若干塩辛かった。

橋本治『双調平家物語』読む。安禄山の物語が続く。潼関を抜かれ、玄宗は長安から蜀の地へ落ち延びる。途中、楊貴妃に死を賜る場面があった。楊貴妃は妖婦ではなく、金無垢のように純粋な女性として描かれていた。従容として死を受け入れる様子が悲しかった。それを受け入れなければならない玄宗の、皇帝と人間の間で苦しむさまも哀れだった。

午後三時、さいきん外が明るくなったと思った。本日の日没時刻は午後17時25分だった。十月下旬と同じだ。春分の日より秋分の日の方が日没時刻は早い。日の出時刻が早くなるより日没時刻が遅くなった方が、日が長くなったと感じやすいのではないか。

「いだてん」が低視聴率になっているらしい。
中村勘九郎の肉体を楽しみに見ているが、それ以外の見所は、実はまだないと思うから、それも不思議ではないと思う。
役者の演技に時代勘がなく、抑揚のつけ方や立ち居振る舞いが現代的すぎて、明治時代の物語を見ている気になれないのが欠点だ。
一番問題なのは、ビートたけしや松尾スズキが落語を演じる場面かもしれない。落語ファンは、共感性羞恥を感じるのではないか。

6時に実家へ。夕食にオムレツを食べた。ひき肉と玉ねぎが中に入ったもので、我が家の味だ。「おばあちゃんの作るオムレツもおいしかったのよ」母が言った。「さば缶をほぐして入れるの。あんた小さい頃に食べたの覚えてない?」「覚えてない」

C64を売った。かなりの値段で売れた。購入した人は、たぶんアメリカ人ではないかと思う。C64日本版の希少価値がわかるのは欧米人だろう。いい人に買われたと思う。本体と付属品を梱包し、「ドナドナ」を口ずさみながらファミマに持っていって郵送した。
メルカリでベーマガも一冊売れたので、そちははローソンに行って郵送した。

年末からのメルカリ・ヤフオクの総売上が11万を超えた。しかし売上金の振込先をメインバンクにしたので、公共料金を引かれたり給料が振り込まれたりという、引き出しと預け入れの繰り返しに紛れ、売れたという感じが希薄になってしまった。
それでも、10万以上の金になったのだから、ノートパソコン代に使おうと思う。今一番欲しいのはThinkpad X1 Carbonだ。5月か6月に2019年のバージョンが発売されるらしい。それまで待つか?
型落ちのバージョンをメルカリで買うという選択肢もある。性能に関しては、一、二年前のパソコンで不具合を感じることはまずない。値段も安くなる。
が、中古は中古。年収がまずまずのアラフォーバツイチサラリーマンみたいなもの。

どうしてあたし、若い人と結婚したいと思うのかしら……いやいや、なぜオレは、ノートパソコンは新品が欲しいと思うのだろうか。
新しい方が重量が軽く、バッテリー性能が上がっているからだ。といっても一年くらいの差では、びっくりするほどの変化はない。

『双調平家物語』安史の乱の収束まで読んだ。

2時就寝。