妖気混じりの殺気

朝、冷やし中華。

水耕栽培の水足しをした。
4月2日に開始したが、4月中は水がほとんど減らなかった。5月に入って日差しが強くなると共に、茎が太くなり葉も大きく育ち、ここ数日で水位が減っているのが確認できた。
10リットルのバケツで肥料を溶かした溶液を補充したが、さすがに10リットルも減ってはおらず、少し余ってしまった。だがいずれ、毎日10リットル補充の日がやってくる。

昼、桂花ラーメンの生ラーメンを食べた。先日作ったメンマと、ゆで卵を具にして、桂花っぽい感じを出した。スープを煮干し汁で溶いたので、お店のとは若干違う味になってしまったが、再現性の高い商品だと思った。

3時、走りに行く。水道道路を往復10キロ。
帰り道はペースを上げ、心拍数が上がるようにした。

団地の空き地に寄り、雑草混じりに生えている野蒜を摘んだ。葉はだいぶ枯れていて、むかごができているものがたくさんあった。

5時前帰宅。

「ある殺し屋」見る。市川雷蔵主演。亡くなる二年前の作品。
夜の取引場面や、追っ手がわらわらと登場する場面に目を奪われた。きれい。かっこいい。すごい。カメラは宮川一夫。
市川雷蔵に私淑する若いヤクザを成田三樹夫が演じている。雷蔵を裏切ろうとするが、落ち着き払った雷蔵に「若いな、お前は」と一蹴される場面があった。
「いやーん、雷さまステキ。でも、ミッキーにも若い頃があったんだね」と、おれの中のおばちゃんがつぶやいた。雷蔵さんかっこ良かったっす。
日本映画において、妖気の混じった殺気を表現した役者は、この頃の雷蔵さんだけではないか?
「仁義の墓場」の渡哲也がいるか。