『アウトサイダー』読み始める

朝、自転車走。11キロちょっとの道を43分で走った。電車だとどんなに乗り継ぎがうまくいっても1時間弱かかる。

昼、打ち合わせに参加。流れは理解したし、必要なものも理解した。わからないのは進め方、バージョン管理など。

午後、資料を読んで流れをつかむ。正直、やることは簡単なのだが、資料がわかりにくくて困る。

夜、ジョギング。自転車で往復24キロ走った日なので、足に疲れはあったが、休むわけにはいかない。
五日市街道を往復40分走った。ペースは、トラックを走るような早さは到底無理だったが、最後の方でなんとかキロ5分を切ることができた。

コリン・ウィルソン『アウトサイダー』上巻読み始める。
途中で、下巻巻末の内田樹の解説を読んだ。ウチダ先生が高校時代、難しい書物の名をすらすら述べる先輩に臆していた時、同学年の友だちが同じように難しい書物の名を引用した文章を書いた。ウチダ先生ショックを受けたが、その後、偶然入った本屋で、『アウトサイダー』を発見。中を見ると、難しい書物の引用がたくさん書かれている。今自分が読みたかったのはこういう本だと思った先生は、すぐさま購入し、速攻で読み終えた。友人はきっと、これ、読んだんじゃないかと、ウチダ先生は思った。そして本書は、知識が血肉となる以前の少年にとって、これからどういう本を読んでいけばいいのかというブックガイドでもあった。実際、それから先生は引用された作品を読みこなしていき、進級した頃は後輩に向かって、難しい書物の名を引用してスゲーと思われるテクニックを身につけていた。
笑ったし、身も蓋もない書評だなあとも思ったけど、高校1年生にとってこの本が絶妙のシークレットシューズ本だったという部分は、上巻を読み始めてすぐに納得できた。