『三国志』を初めて読んだのは

7時40分過ぎに家を出る。自転車タイムは42分だった。大体そのくらいのタイムに落ち着きつつある。

午前中から午後にかけて、改修系ツールの作業をしていたが、途中で新規系の打ち合わせを明日しましょうと持ちかけられた。頭を切り替えないといけない。

昼、掻き揚げとイカ天とカップうどんを買い、天ぷらうどんにして食べた。

安部公房『榎本武揚』読む。北海道の厚岸に住む旅館経営者から蝦夷共和国の話を聞き、その縁で榎本武揚について書くことになっこという顛末が冒頭に書かれている。

夕方、サミットで買い物。豚肉、きゅうりなど買う。

夕食にホットドッグ食べる。

コツコツ練習は夕食後にやるというルーティンが固まりつつある。その後に何をするかも決まれば、夢の時間割生活が近づく。
たぶん、時間割の枡がひとつでも埋まれば、それが支柱となって他の枡も埋まっていくのだと思う。空っぽのまま、何で埋めようかとあれこれ考えていても埋まらない。

しかし、時間ってほんとに、ねえなあと思う。ねえなあと思うときの方が時間の使い方に意識的になれる。9月などはリモート系の事情でずいぶん使える時間があったはずだが、そういう時は思うように使いこなせないのだ。

『秘本三国志』1巻読む。『榎本武揚』と並行して読んでいる。この本のユニークなところは、五斗米道の陳潜という人物を主人公にしたところだ。ゆえに武将達は客観的視点で描かれているように感じられる。
買ったのは23歳の時だった。阿呆らしい話だが、シミュレーションゲームの『三国志』を楽しむには原作を知らないといけないと思い、本屋でこの本を見つけ、全6巻をいきなり買ったのだ。ビギナーが最初に読むにはちょっとマニアックな作品だと思う。
初読の時は超有名どころの武将しか頭に入ってこなかった。すなわち、曹操、劉備、関羽、張飛、趙雲、諸葛亮。そのくらいである。なので、ゲームの『三国志』を楽しむ役にはまったく立たなかった。しかし、ゲームの攻略本に武将のデータ載っていたりしたので、誰が強くて誰が頭がいいかなどの情報が頭に入り、ついでに人物への感情移入も少しずつできるようになった。
それから二年してからようやく吉川英治の『三国志』を読んだ。武将の名前が出てくるたびに武力や知力などの数値が頭に浮かんだが、たいそう面白く読めた。
そのあとで『秘本三国志』を読み返したら、初読時にはわからなかったことが理解でき、面白いなあと思った。
この本が強調しているのは、その時代中国にはまだ仏教は広まっていないということだ。なので『三国志』をもとにした虚構作品で、お寺や坊主が出てきたら、それは間違い、ということになる。もちろん、だからといってツッコミはしない。しない方が『三国志』は楽しめる。