6時20分起き。
7時40分に家を出る。シャツの上にウィンドブレーカーを着ていただけなので、自転車の漕ぎはじめはえらく寒かった。特に指先が冷たかった。
早稲田通りの信号で止まった時、手先に血が通うように両手をだらりと下げた。すると指先が温まるのを感じた。指先の冷たさを気にすることなく自転車を漕ぐことができた。バイクと違って体を動かしているから、そういうことにもなるのだろう。
午前中、新ツール作業。
昼、おはこ大勝軒でワンタン麺食べる。町中華ふうの大勝軒だった。
午後、新ツール作業。フォームレイアウトを変更し、ステータスのフローチャートを更新し、コピペ用の仕組みを作った。
夕方帰宅する時に、おらが町のスーパーTSUKASAの前を通ると、リニューアルオープンしており、人で賑わっていた。閉店したというのは勝手な思い込みだったらしい。嬉しかったが、なぜか申し訳なかったなあという気持ちになった。「人を勝手に引退させんな」だよな。人じゃないけど。
夜、一時間ほどキーボードを叩き、それから書き作業に移ろうと思ってから、書くものが絞り込めていないことに気がついた。対象が絞り込めていないと作業ははかどらない。色々手を広げすぎるのは良くない。
『榎本武揚』読了。
箱館戦争は明治政権を早く実現させるための八百長戦争だったという解釈で、榎本に縁のある男が入手した旧榎本軍兵士の書き残しを作者が整理し、小説にしたもの。作者は安部公房なのだけど、作品上の作者は必ずしも100パーセント本人とは限らず、書き残しも虚構かもしれない。
書き残しのスタイルは所々戯曲風になっており、土方歳三や新撰組の兵士たちの会話が生々しく再現されていた。
演劇的な作品だった。そういえば1990年頃にこの小説を原作にした舞台が上演されたのを思い出した。演出は竹内銃一郎だった。脚本だったかもしれない。