映画三本、HDD増設、おやすみなさい、眠れない

8時前に起きたが眠気が勝り、そういえば寝正月を満喫してないなあと思い二度寝した。次に目を覚ましたのは11時半過ぎだった。起きて買い物に行き、冷凍食品などの食材と、コーヒー、牛乳を買った。

帰宅し、昼飯代わりに軽くチキンナゲットをレンジで温めて食べた。今日はその程度の食事でよかろう。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』観る。
妻と別れてから音沙汰なしだったテネンバウムズ氏が家族の元を訪れ、妻や子供たちともう一度やり直そうとする話。子供たちはかつて天才少年少女だったが、今はそれぞれ問題を抱えている。妻はバツイチ同士の交際相手がいる。シリアスな話ではなく全体的にコメディ色が強かった。脚本はウェス・アンダーソンとオーエン・ウィルソン。オーエンは一家の友人役として出演もしている。『天才マックスの世界』でも共同脚本に名を連ねていた。そういえば似たような要素があるかもしれない。天才少年という設定など。

見終わってからコーヒーを飲みフルーツケーキを食べた。

4時から『眼下の敵』観る。
1957年公開のアメリカ映画。第二次世界大戦中の南大西洋が舞台。戦いの少ない洋上の巡洋艦。クルー達は呑気に過ごしており、士官はブリッジに興じている。そこへ謎の船舶発見の知らせ。Uボートらしい。艦長が登場し、彼の指揮で鑑はUボートに接近する。
一方Uボートは、ナチスを毛嫌いしているような男が艦長だった。彼は接近してきた巡洋艦に魚雷を撃ち込む。しかし巡洋艦は巧みに舵を操作して魚雷をかわす。
以降、追う巡洋艦と逃げるUボートの緊迫したシーンが続く。爆雷によってUボートは海底スレスレまで潜行してエンジンを停める。巡洋艦も停止する。(錨はどうしたんだろう?)
動いた方が負けという緊迫したシーンの後、Uボートが動く。そこへ爆雷。しかし、ダメージを受けながらも、逃げる方角をコントロールすることで巡洋艦の横っ腹を正面に見る位置につけたUボートは魚雷を発射。魚雷は命中し鑑は大ダメージを受ける。
しかし艦長はマットを燃やして火事に見せかけ、Uボートを騙す作戦に出る。浮上したUボートは敵が大破していると油断して近づいた。そこへ巡洋艦の弾が発射される。
どちらの鑑も乗組員離脱の指令が出る。最後まで残っていた巡洋艦の艦長は、Uボートの艦長が怪我をした若い兵士を助けようとしているのを見る。そして彼らを引っ張り上げるためのロープを投げる。両艦長を助けるために、兵士たちが救命艇でこぎ寄せる。
エンディングは、救援に来た米軍艦の甲板で死んだ若い兵士をドイツ兵が弔うシーンのあと、両艦長がタバコをふかし、次に同じことがあってもロープを投げるか? という問答をかわす。

面白かった。よくできた戦争映画の体裁なのに最終的にはいつの間にか反戦映画になっていた。リアリズムではなく絵空事なのだが、理想を描いたともいえる。理想を形にする方法論が純然たるエンターテイメント系戦争映画であるというところが良かった。

6時過ぎに入浴し、夕食に餃子とスンドゥブを食べた。

『バーン・アフター・リーディング』見る。見ていないコーエン兄弟作品のひとつ。
スポーツジムに勤めるリンダが、全身整形手術代をひねり出すために、ひょんなことから手に入った元CIAエージェント・オズボーンの回想録を恐喝のネタにしようとするが、オズボーンには相手にされなかったので、ブツをロシア大使館に売ろうとするというとんでもない話。リンダを演じるのがフランシス・マクドーマンド。出会い系サイトにハマっている。そのサイトで出会ったハリーをジョージ・クルーニーが演じる。彼はオズボーンの妻ケイティの不倫相手。
ハリーが自作の椅子をリンダに見せるシーンに爆笑した。なんというしようもないものをDIYしやがるのだ。
リンダが勤めるジムの同僚チャドをブラッド・ピットが演じている。このあんちゃんは気の良い奴だがおっちょこちょいで、あれ? というあっけなさで映画から退場する。
コーエン兄弟らしいクライムムービーをコメディ風に味付けた作品だった。ストーリーはとっちらかってわかりにくく感じたが映像はさすがで、ちょっとした食事シーンでのライトの当て方とか、やっぱり美しいなあと思った。ラストは、結局一番得をしたのはリンダだったのね、という落ちだった。

録画した映画を保存するHDDが一杯になってきたので、新しいHDDをPCに取り付けた。これは昨年の五月に買った8TBのものだが、なぜか今まで取り付け作業をしてこなかった。
それまで取り付けていたのは2TBが2台と4TBが1台。4台のせにするのはさすがに電源的に不安なので、2TBの古い方を外そうと思う。外したドライブをどうするべきか。以前なら実家PCに装着という手段があったが、現在実家PCはノートPCになっている。USB3.0接続ができるアダプタを買う?

映画三本を見たのに映画疲れがしなかった。むしろ、昼前の11時半まで二度寝したせいか、12時半に就寝したのに全然寝つけなかった。
夜中の3時に起き、腹が減っているせいだと思い、残ったチキンナゲットを温めて食べ、ワインを一杯だけ飲んだ。ワインが効いたのか、小腹が満ちたせいか、再び横になると眠気らしきものが『だるまさんが転んだ』ペースで近づいてきた。