選曲

7時起き。朝飯にカレーライス。
納骨について母と話す。母はお骨を家に置いておきたくないそうで、四十九日前にお墓に入れてしまいたいという。理由は、怖いからとのこと。

地下鉄で現場へ。午前中、既存ツールの無駄コード削除をした結果をテストする。わりにうまいこといっていた。たぶん、元からあったコードのうち、七割は削除したと思う。

アリーさんが来て、来週のデータ変更とツール対応をいつにするか聞いてくる。そもそもクライアントから仕様が送られてきていないのと、やるのかやらないのかはっきり言ってこないのが気にくわない。質疑応答履歴を読み、もしこれが男と女の、エッチするかしないかの駆け引き会話だったらコントになると思った。

昼、『新華楼』でラーメンと半炒飯。何の変哲もない街中華だった。気分が落ち着いた。

妹からメール。本日、葬儀屋と打ち合わせをし、式のプランを決めたので、葬儀で流す音楽を選曲してくれとのこと。

午後、既存ツールの作業続き。作業ログをテキストファイルで出力する仕組みだったのを直す。

夕方、自転車でいったん帰宅。

葬儀で流す曲について考える。父の好きだった曲はいくつか知っているが、若い頃のはわからない。しかし、映画が好きで、日活アクション映画からヤクザ映画全盛期が二十代とぴったり重なっているので、そのあたりを調べながら選曲していけばいいだろう。

石原裕次郎『錆びたナイフ』『俺は待ってるぜ』
赤木圭一郎『霧笛が俺を呼んでいる』
小林旭『さすらい』
高倉健『網走番外地』
鶴田浩二『傷だらけの人生』

このへんかな。
たぶん、流行歌のたぐいは、レコードを買ってわざわざ聞くということはしていないだろう。ただ、ラッツ&スターがシャネルズだった頃、『街角トワイライト』を聞いて、「これなんて歌だ? 良い歌だな」と反応していたから、1960年代前半のオールディーズ的な音楽は、青春のメロディーだった可能性がある。

1時半就寝。