財布発見

5時起き。
水耕栽培の水足しをする。バケツ1杯半。
ブログ書きと、その他書き作業をする。

朝飯に、ご飯、みょうがのぬか漬け、トマト、味噌汁。ぬか床の水抜きを三日連続でやったため、柔らかくなりすぎていたぬかが固さを取り戻した。塩分が減ったので塩を3杯足した。

赤くなりかけたトマトを2つ収穫する。トータル7個。それにともない下葉をひとつ刈った。
トマト棚の横棒が茎の重さでたわんでいた。昨年、一昨年はたわむほど育たなかった。

7時20分に家を出る。使っていなかったクレジットカードとマイナンバーカードと家の鍵をリュックに入れた。

8時過ぎ現場着。PayPayの金額チャージを銀行口座からできるようにするため、マイナンバーカードで認証手続きをした。日頃、登録済みのクレカで使用してきたが、昨日止めてしまったので、PayPayが使えなくなっていた。
作業中、使っていない銀行口座のキャッシュカードを持ってくるのを忘れたことに気づいた。それがあれば、スマホでその口座に振り込んだあとで、現ナマをATMで引き出せたのに。
現ナマがないと電車に乗れん。今日は実家に帰る予定だったのでそれは困る。
ただ、Suicaはクレジットカードで買えたはずだ。同じようにPASMOも買えるなら、この際定期を作ってもいい。ただし、クレジットカードでいくらかぶんのチャージも出来ることが前提だが。
あるいは、自転車で実家に帰るという手もある。まあ、なんとかならあ。

9時半、基地さんが携帯電話を持って来た。総務から電話だという。
出ると、財布が見つかったとのことだった。
マジッスか? と返事をして、すぐに総務へ赴いた。

部屋に入ると、光輝くような美女がいた。机に置いた財布を手で示している。俺のだった。
「こちらなのですが」壮絶美女が言った。
「間違いなく私のものです」
「よかったですわ」
「どなたが届けてくださったのでしょう」
「隣の部署のものが昨日見つけて預かっていたのです。今朝、持ち主を調べるために中身を改めたところ、あなた様の所属する部署が印刷された紙が入っていたとのことで、先ほど連絡申し上げた次第です」
財布を開いてみた。現金やカード類はすべてあった。
「なくなっているものはございませんか?」パーフェクト美女は言った。
「大丈夫です」俺は笑顔を彼女に向ける。「免許、保険証、カード、現金、すべてあります」
究極美女は微笑んだ。
「あっ、でも」俺はクレジットカードとキャッシュカードを出す。
「どうなさいました?」荘厳美女は心配そうな顔をする。
「実は昨日、このカードを止めてしまいました。だからもう、使えないのです」
奇跡的美女は少し困ったような顔で笑った。
「それは仕方ありませんわね。財産を守るのが第一ですもの」
「わかってます。新しいカードは二週間もすれば届きますし、そのくらいであれば不都合はありません」
Graceful美女は何も言わず、小さく二回うなずいた。

おい、俺っ。
ここいらが引き時だぞ。
印象を悪くして黒歴史を増やすなよ。

俺は居住まいを正した。
「本当に助かりました。ありがとうございます」
深々と礼をすると、Tenderly美女も会釈を返してくれた。

昼、『おはこ大勝軒』でつけそば。財布が見つかった記念に中盛りにしたら、結構な量がきた。

午後、結構な眠気がきた。

夕方、実家へ。
夕食に、ご飯、レバニラ炒め。

実家の電話機に録音機を取り付けた。母が区に頼んでもらってきたらしい。うちに電話をかけると、「この通話は録音させていただきます」のメッセージが流れ、実際に録音する仕組み。セールスの抑止効果はかなりあると思った。

9時、走りに行く。臨海公園から中川堤防を回る。7キロ。だんだんペースを上げていき、キロ5分4秒まで上げた。ラスト1キロはゆっくり走った。

12時就寝。