犯罪者の気持ちを味わった

7時台に目を覚ました。その前に夢を見ていた。犯罪を犯す夢だった。
ある有名な人に危害を加えてしまい、自首しようか逃げようかと迷っていた。
自首すれば人生の後半はムショ暮らし確定だ。しかし目撃者も証拠もないのだから、このまま黙っていればバレないんじゃないか。
だが、もしバレたら最悪だ。自首すればまだ贖罪の機会もある。
そんな葛藤を本気で抱いていた。目が覚めた時も絶望感に似た思いは続いていた。
ん? 夢? と思ったとたん、心の底からホッとした。

これまでの人生で、軽犯罪スレスレ行為はしたことがあったかもしれないが、お縄になって懲役を食らうほどの犯罪を犯したことはないので、そんな夢を見たことに驚いた。
傷つけた相手も、有名人だが全然嫌いじゃないし、むしろ好意を抱いている人だったので、なおさら驚いた。
おのれの卑劣さを際立たせるために、無垢な犠牲者としてその人がキャスティングされたのかもしれない。確かに夢の中で、なんてひどいことをしたのだろうと、自分の卑劣さを責めていた。

夢の中とはいえ、犯罪を犯した人と同じストレスを経験した。やっぱりオレは『逃げようか』と考えるんだなあと思った。八割、いや七割くらいは自首するつもりだったんだけど。

午前中、ガスレンジの大掃除と、屏風型レンジフードと、引き出し型レンジ台の設置を行った。
ガスレンジは2009年に買ったものなので、耐用年数的にも買い換え時なのだが、何不自由なく使えている。買い換えが必要なのはむしろ洗濯機の方だ。使えてはいるけど、前の部屋に住んでいた時は外のベランダに設置していたので、外見の傷みがそれなりにある。

昼、菜の花の天ぷらを食べた。天ぷらを揚げるのは久しぶりだった。春野菜は天ぷらにしてしまえばどれもうまい。というより、野菜全般にいえるかもしれない。明日葉だって、天ぷらが一番うまい。

午後、阿佐ヶ谷のサイクルスポットへ。歯滑りを起こす自転車を点検してもらう。
40分ほど待ちになったので、ブックオフで時間をつぶした。文庫本を三冊買った。

自転車を受け取り、サミットで買い物をして帰宅。

サンハウス、シーナ&ロケッツ、鮎川誠の動画をYoutubeで見る。内田裕也の葬儀で弔辞を鮎川さんが読んでいる動画を見て、この人は人の最良の部分を見つけてそこを好きになる才能がずば抜けているのだなあと思った。いつの時代でも常にずっとかっこいい。