怒りたがる心

11時過ぎ起き。

11時40分頃に家を出て現場へ。昼飯をどうしようか考えながら、ひとつ前の駅で降り、そこから歩く。
『豚山』でラーメンを食べて行こうかと思ったが、素通りし、結局何も食べず。

1時から仕事。といっても、新しく何かをするのではなく、整理整頓のみ。

夕方、新監督がリーダーに、今オレがやっているツールをさらに改造して作るみたいなことを言っているのを聞き、またしてもムカッとする。

帰宅途中、『中野大勝軒』で、ラーメンの特盛を食べた。永福大勝軒の代わり。
新中野に『大勝軒』があった頃、稽古前につけそばの特盛を食べて、あまりの多さに腹がパンパンに膨れあがり、稽古場でひっくり返ってうなったことがある。2002年の暮れだ。もう20年前か。
今日食べる時、そのことをちょっと思い出して若干不安になったが、どうということもない量だったので無事完食できた。

夕方、ムカッとした自分の心の動きを思い返す。たぶん、新監督の発言は、完全に空耳だと思う。しかし、オレの心がそう思いたがっていたのだ。怒りたがっていたんだ。こいつは。

わかった、じゃあ、怒れ。
と、心に命じてみると、まったく怒りはわいてこなくなった。

心がそういう構造をしていることには、昨年の2月くらいから気がついていた。オレがしっかり見ていると、心はわりと「いい子」にしている。でも、オレが目を離すと、怒りたがる。

オレの心を所有しているのは、オレ一人ではないらしい。たぶん、別の誰かも所有していて、オレが使っていないときに、色々操作している。

その別の誰かについて、昔はその存在をまったく考えてこなかったが、3年ほど前からなるべく意識するようにしてた。そして、そいつはここひと月あまりの、仕事の色々で、しょっちゅう表に出てきている。

つまり今は、心の動き方を分析して、そいつをもっと良く知るチャンスなのだと思う。