『デッドアイ・ディック』読了

6時起き。朝飯に、ハムとチーズのトースト、ポテトサラダ、コーンスープ。

眠かった。

8時に実家を出る。現場へ。

カート・ヴォネガット『デッドアイ・ディック』読了。
自分はアーチストだと信じて疑わなかったボンボンの父が、息子の犯した殺人事件をきっかけに、実は芸術の才能などまったくなかったことに気づいてしまい、残りの人生をうつろに過ごす。主人公であるその息子は、作品タイトルのあだ名を世間から頂戴し、これまたひたすら従の姿勢で、破産した両親の世話を召使いのようにして過ごす。
父がそうなったのは享楽的な家庭教師と、留学先の世紀末ウイーンの影響のためかもしれない。ヨーロッパ滞在中、絵描き志望時代のヒトラーと友達になったという設定あり。主人公の兄がダンスの相手を申し込んだ町一番の美人を家に連れて来た時、衣装に着替えて家の照明をロウソクだけにして、芝居がかったセリフで美女を招く場面がいい。主人公は、その瞬間だけ父は本当の芸術家だったと述懐するのだ。なお、述懐する時点で両親はすでに亡く、兄弟はハイチにおり、故郷は中性子爆弾のため誰も住まない土地になっている。

仕事、午前中に先週末に頼まれた作業をする。

昼、配達弁当食べる。

午後、作業を終え、テスト環境を用意して新監督にメールする。

夕方、中野北口の『豚山』でラーメンとライス食べる。ライスをカスタムチャーシュー丼にした。中野北口を歩くのは久しぶりだった。賑わっていた。知らない新しい飲食店がたくさんあった。

7時過ぎ帰宅。東風と波のアラベスクを練習し、10時過ぎ就寝。寝る時、両足の筋肉がバキバキになっているのを自覚した。昨日のランニングだろう。