『用心棒』を躊躇なく称賛するには

7時起き。朝飯に、ご飯、肉じゃが。

8時前に実家を出る。蒸し暑かったので、下はビジネスカジュアル、上はTシャツ。

9時過ぎ帰宅。水耕トマトの養液リザーブタンクが空になっていた。昨日いい天気だったからだ。つまり一日20リットル近く消費したわけだ。

9時半から仕事。昨日作業した箇所を確認し、昼前にリリースする。

昼、ご飯、野菜のタレ漬け、肉じゃが。

午後、前任者が保留にしていた仕事について、クライアントからメールが来ていた。もしかして、儂がやるべきやつ? と思い、該当ツールを調べてみた。依頼内容は簡単だったが「この件はボキにまかして」と、轟二郎風にしゃしゃり出るのはやめておいた。管理者が把握するのは待つ。

夕方、サミットで買い物。人参、ジャガイモ、玉ねぎ、きゅうりが3本98円だったので、それぞれ買った。煮豚用豚肉も安かったので買った。

夜、自家製ザワークラウトで、ホットドッグを作って食べる。

今さらだが、ピエール瀧主演のドラマ『64』を少し見た。録画していたやつ。放送されたのは2015年だが、この頃の瀧さんは芝居がいい。ノッている。

『用心棒』を半分見た。見ようと思ったのではなく、何となく再生したら止まらなくなってしまった。

『用心棒』は、黒澤明監督のフィルモグラフィにおける、監督の作風としての相対的な評価がされることが多いため、手放しの称賛という文献は少ない。しかし、監督もスタッフチームの一員として考え、撮影所システム全体がいかに機能したのかという観点で見ると、黒澤作品最高傑作と言っていいだろう。『黒澤作品』と書いてしまうから、作家論になってしまうので、『日本映画の』と言い換えた方がいいかもしれない。

オープンセットの規模とクオリティ、細部までこだわって作れらた小道具、群衆の一人ひとりまでこだわった衣装とメーク、リハーサルを繰り返して作り上げた俳優陣の演技、映像とリンクした佐藤勝の音楽、宮川一夫のキャメラ、四人体制で練りに練って書かれたシナリオ。

スタッフとしてここに『黒澤明の演出』と加えると、『用心棒』は決して、黒澤明だけの作品ではないのだと思える。そうすると、『最高傑作』と評することに、ためらいがなくなる。