姉の記憶を失った妹の担当という設定で仕事する

朝、どさん子ツールの作業。

同じデザインのフォームが二つあり、片方に施した修正をももう片方にも適用する作業だったが、見た目は同じで目的も同じはずの仕様が微妙に異なっていた。まったく異なっているより、こうしたケースの方が厄介だ。なぜなら、残すべき部分とそうでない部分を判別する必要があるからだ。

エクセルに両方のコードを貼り付けて、処理内容を比較してみたが、過去の担当が残したコメントが邪魔で、作業がしにくかった。

二つのフォームは、どうやら先に片方が作成された後、改修要望に応じてもう片方が作成されたらしい。その際、姉をコピーして妹を作成したために、デザインがそっくりになっている。

それは別にいい。

問題は、姉のコードに書かれているコメントも一緒にコピーされることだ。姉をプロデュースした担当と、妹をプロデュースした担当が別人だとしても、後任者が妹のコードを読むと、初代プロデューサーの名前で記したコメントを見かけることになるので、姉妹は仲良く一緒に育ってきたのだと判断してしまう。

ところが実際には、妹は姉のコピーとして作られ、自分にはお姉ちゃんなんかいないと信じて育ってきた。成長の過程で育つ自我は、オリジナルの姉とは当然異なっていく。

オレがやっているのは、この妹に、姉の記憶を植え付けるようなものだ。旧ソ連の残党に育てられ、氷のような心を持つ殺人マシーンとして成長した妹。組織が壊滅し、彼女は保護され、心のケアを受けている。頭が良く素直な子だ。しかし、姉の記憶を思い出そうとすると、洗脳プログラムが作動し、凶暴な殺人マシーンに戻ってしまう。

「まいったよ…見てくれこのアザ」
「どうした?」
「カウンセラーに飛びかかったんで、引き離そうとしたら、肘で一発くらった。どうなってる?」
「目の周りが、パンダになってる」
「止めるのが数秒遅れていたら、あの娘、カウンセラーの目ん玉をえぐり出してたぜ」
「彼女は?」
「拘束衣を着せて、麻酔で眠らせてる」

こんな感じの物語を頭で思い浮かべつつ、妹フォームの改修作業をした。

昼、整骨院へ。元陸上部の担当さんにマッサージをしてもらった。現在の治療プログラムはリカバリーの段階だという。先月23日に肉離れを発症してから、日常生活で痛みを感じたのは当日と翌日だけだった。その後、軽く走ったりしてみたが、走ると古傷が開くような感覚があったので、先週からはまったく走っていない。

しかし、11月3日にぐんまマラソンがあるのだ。6月から昼休み中に毎日走ってきたので、心肺はまあまあ鍛錬されている。今月は週末中心に走る距離を伸ばし、平日はいつものように昼走るが、ペースを上げていこう、などと考えていた。それがまだできないことに焦りを覚える。

整骨院の帰りに和菓子処『すずくら』で草大福と栗羊羹を買う。この店、なぜかGoogleマップにのっていない。

午後、妹改造作業進める。

夜、西葛西へ。7時半実家帰宅。

夕食に、餃子の中身を具にしたオムレツ食べる。

昼に買った栗羊羹を食べた。大変美味しかった。

明日早朝のシーバス釣りのため、ルアーを選別する。休日は絶対混んでいるうひょゾーンに行ってみることにした。時間帯は4時から6時くらい。途中で明るくなるので、そうなったらバイブレーションやジャーキングの釣りをする。

11時過ぎ就寝。