朝8時過ぎ起き。起きる直前に見ていた夢に、森口博子が出てきて、「尊敬語の名詞が使えない」というようなことを言っていた。尊敬語の名詞? どういうのだろうか?
『お仕事』『山田様』みたいな使い方のことか。
朝飯に、スパゲッティミートソースと、キャベツの味噌炒め。
9時半、歯医者に電話をして、詰め物が取れた件を伝えると、今日の2時半に予約がとれた。
1時まで、GLIM セーターの編み直しをする。襟のゴム編み止めをしたところで終了。
水耕栽培の水を補給し、1時半に家を出る。外は晴れており蒸し暑かった。LUUPで高円寺に行こうと思ったが、空いている返却ポートが駅近くになかったので、目的地を中野にした。
中野から神田へ。2時15分に歯医者到着。
取れた詰め物を持ってくるのを忘れてしまったが、前回この部分の治療をしたときに、次回取れたら新しくしましょうということになっていたらしい。覚えていないが。
で、麻酔をしてもらい、付着したコンクリート剤を削ってもらったが、虫歯が奥に広がっていたらしく、いったん薬剤を塗布して詰め物をし、次回来院時に型どりをすることになった。
「麻酔が切れると痛みが出る場合がありますので、その際は痛み止めを飲んでください。どうしても痛かったら連絡してください」
と、女医さんに言われた。
待合室に戻ると、外は土砂降りになっていた。しかし、雨雲レーダーを調べると、10分後にはその雨雲は通過するようだった。
会計を済ませ、医院入り口で数分雨宿りをすると、雨がやんできたので、三越前まで歩き、メトロで帰宅した。
升本喜年『田宮二郎、壮絶! いざ帰りなん、映画黄金の刻へ』読了。大映時代から、干されてキャバレー回りをする時代、松竹で映画復帰する時代、テレビタレント時代と、キャリアを網羅しているのが有り難かった。
田宮二郎が双極性障害を患っていたのは明らかだが、詐欺に遭ったことが原因ではなく、双極性障害であるがゆえに詐欺につけ込まれたということではないか。だとすると、自殺後の報道や、その後長く言われてきた借金苦や事業の失敗が原因という分析は、根本的に間違っているということになる。
双極性障害になった原因を、著者は、永田雅一に大映から放逐された過去や、視聴率の上がり下がりに翻弄されたストレスを、本人の生真面目な性格と絡めるように分析している。『白い巨塔』は18話までが躁状態で、それ以降が鬱状態だったらしい。
いなげやで買い物。鰺の竜田揚げ、串カツ、ビール、レモンサワーを買った。
夜、『白い巨塔』18話見る。
里見がどういう人なのかを調べるために、仮病を使って診察してもらうケイ子の、美背中まる出しサービスショットがあった。そういえば佐枝子も以前の回で里見に診察してもらっていた。女性陣が、自分の体を診てもらうことで、里見チェックをするというのは、なんかエロいぞ。
裁判では鑑定証人が登場。財前サイドの小山教授(田中明夫)に見覚えがあったので調べてみたら、『金八先生』の第2シリーズで沖田浩之演じる松浦悟の父親を演じた役者さんだった。
里見妻は、いよいよ証人に立つ夫に、どうかやめて欲しいと懇願するが、里見は聞き入れない。「エゴイズムだわっ!」と妻は言った。
里見の人物造形は、ちょっときれい事過ぎて実在感が感じられないのだが、ここで保身のため証人に立つのを断念することは、里見を一段階『邪悪に』するだろうと思う。妻が求めているのは、邪悪にならず、かつ、証人になるのを取りやめろ、である。しかし里見にとっては、取りやめることが問題なのではなく、邪悪になることが問題なのだ。取りやめることで邪悪にならない人もいるが、里見は、たぶん、なる人なのだ。それゆえにこその、聖人キャラなのだ。
奥さん、へっへっへっ、あんた、ダンナのそこに惚れたんじゃねえのかい? うかうかしてると、佐枝子(島田陽子)にダンナをかっさらわれちまうぜ?
『奥さん』と書くと、『へっへっへっ』と続けてしまう癖を直したい。
GLIM セーターの袖をほどき、長さを調整するために編み直した。
編みながら『東野登山隊』の妙義山動画を見た。高所恐怖症の天津木村がアクセントになっているが、感動演出などはなく、中年三人が淡々と山を登るだけである。しかし、登山をやらない者にも臨場感が伝わってくる映像で飽きなかった。カメラマンをしているのが、先ごろK2で亡くなった、平出和也さんと中島健郎さんだった。
1時半就寝。