こういうのが見たかった

10時過ぎ起き。起きて水を飲み、ジャージに着替えた。

11時過ぎ、昼飯を食べにいきつつ、走りに行く。キロ7分のごくゆっくりとしたペースで阿佐ヶ谷へ。中杉通り、早稲田通り、旧早稲田通り、新青梅街道、仙川通りと走り、富士見台の『大勝軒』へ。中は満席寸前だった。

つけそば大盛りを食べた。つけダレの味は中野系ではなく、東池袋系のようだっだ。とはいえ、昔の東池袋大勝軒で食べたことは一度もなかった。二十年以上前、東京でもっとも行列ができるラーメン屋としては、東池袋大勝軒と、神保町の『さぶちゃん』が双璧だった。『さぶちゃん』は晩年に一回だけ行ったなあ。

つけそばは、昔懐かしい味だった。昨今のつけそばは味が多様化し、評判の店を調べると、大抵、つけダレがドロッとして、出汁がどうたらこうたら、能書きがついてくる。東京ラーメンのスープを濃くした感じのでいいんだが。

食べ終えてから、千川通りを西に走り、環八を渡って八丁通りを南下する。かつてしょっちゅう走っていた通りだ。青梅街道、JRのガード下を通り、神明通りを少し西荻側に走って、昔あった和泉屋酒店の前を通ってから再び南下し、五日市街道を渡り、井の頭通りで左折した。井の頭通りを浜田山駅入り口まで走り、左斜めに折れて、和田堀公園を通り抜けて五日市街道に出て、サミット手前でゴール。トータル15キロちょっと。

サミットで、鶏むね肉、まぐろ赤身、ドラッグストアで、卵、納豆、豆腐などを買って帰宅。

夕食に、ご飯、まぐろ刺身、筑前煮、かぶぬか漬け。

6時に家を出る。

中野富士見町のダイソーへ。バターケースと、重曹洗剤を買う。

6時半、『ニュー・サンナイ』にて、優しい劇団尾﨑優人一人芝居『ボンバイエ』見る。ウエルシアのあるビルの地下一階で、隠れ家感満載のBarだった。

芝居は三本立てで、よその作家さんの短編を二本と、尾崎さんの作品が一本だったが、短編はそれぞれ5分ほどしかなく、残りの100分はすべて尾崎作品で、登場人物が50人以上いる、三部構成の大作だった。

客入れの時から、誘導を尾崎さんがやっており、店のおすすめメニューを盛んに進めていた。カレーとチリコンカンがおすすめらしかったが、夕食を食べたばかりだったので頼まず、飲み物だけ頼んだ。

始め方が難しいなどのしゃべりを入れつつ開演。短編二本は、あまり動きはなく、ウォーミングアップのように見えた。

本編は、月面で芝居をする劇団の話で、とにかく沢山の人物が出てきた。もちろん演じ分けられているのだが、表現している場面について、芝居をしながらも都度説明コメントを挿入する方式だったので、それにより、世界観や登場人物の把握がだんだんできてきた。

第一部のあと、5分ほどの休憩を経て、第二部、第三部と続いた。登場人物達はとにかく月面での芝居を成功させるために頑張っていた。となると、必然的に演劇愛の表現になっていくわけだが、メッセージっぽい台詞や、やめるやめない的な諍いからやっばりやるに至る茶番展開はなく、登場人物みんなが上演という目標のただ一点に向かって、高い精度で邁進していた。ELOが何曲か使われていた。好きなんかな?

ラスト、スタッフロールが流れるていのエンディングを経て、公演は終わった。今日一日の2ステージだけだったので、東京で見ることが出来た人は100人いるかいないかだと思う。見ることができて良かった。こういうのが見たかった。チケット代は無料だったが、カンパ制だったので、寸志をカンパした。

オオゼキで買い物をして帰宅。

焼酎お湯割りを飲み、THE BAND の『ラスト・ワルツ』や、ジョージ・ハリスンのバングラデシュ映像や、ビートルズの Get Back セッション映像などを、ちょっとずつ見た。

1時前就寝。