マラソン鬱に罹る

11時に起きた。それほど夜ふかししたわけでもないのに、漫然と寝ていた。

12時、昼飯にカレーライスと、高野豆腐のふくめ煮を食べた。

12時半過ぎに家を出る。駅そばのセブンイレブンで、俳優座LABO公演『教育』のチケットを発行し、霞が関経由で六本木へ。

1時10分頃に俳優座劇場へ。劇場ではなく5階のスタジオでの公演だったので、脇道沿いの入口で開場を待つ。1時半より前に開場した。エレベーターで5階へ。

『教育』は田中千禾夫の作品。田中千禾夫作品は、7年ほど前に『マリアの首』を、本読み会で取り上げた時に、読みに参加したことがある。ずいぶん前なのでよく覚えていない。『教育』の上演は、俳優座では40年ぶりとのこと。

2時開演。戯曲を読む集まりではなく、舞台作品になった状態で田中千禾夫作品に接することに、なぜか戸惑いがあった。人物関係がわからなかったわけではないのだが、すんなりと飲み込めなかった。

先に戯曲を図書館で借りて読んでおくべきであった。おそらくその方が楽しめたことだろう。そう思い、あとで戯曲を借りて『答え合わせ』をするために、ただただ飲み込んだ。

3時45分終演。外に出るには6人乗りエレベーターしか手段がないため、規制退場となった。

いなげやで、なめこ、たまねぎ、豚肉、チョコレート、水を買って、5時過ぎ帰宅。

夕食にハムトーストと目玉焼き。

日曜と今日、どちらも休日なのに走っていない。走るのがイヤだった。そして、走るのがイヤという気持ちが、気分全体に波及して、憂鬱になっていた。マラソン鬱だ。マラソン大会まて残りひと月を切ると、時々発症する。

肉離れや捻挫など、怪我のため走ることが満足にできていないと、わずかな時間を工夫して走り込まなくてはならない『ミッション感』があるせいか、こうしう鬱には罹らない。平穏無事に、ただ大会を待つだけの時に、本番三週間前を切ったあたりで罹りやすい。

初めてフルマラソンを走った時がそうだった。本番が3月で、1月から2月にかけて、自分としては遮二無二走った。ところが、本番3週間前に30キロを走ったあと、なぜか力が抜けてしまい、走る頻度がガクンと落ち、距離も短くなってしまった。

なんとかするには、尻に火がついた状態になればいい。体重コントロールがうまくいってないとか。キロ5分台で走ったら心臓バクバクになってしまうとか。

オークションに出していたテレビが売れた。送料と手酢資料差し引きで、利益は4000円にもならないが、お金を払って資源ゴミとして出すよりはずっといい。梱包が面倒。面倒なことを想像すると、走りたくない気持ちがさらに募ってくる。関係ないのに。

宵っ張り防止のため12時過ぎ就寝。